名古屋の経営コンサルタント　レイマック

2013/01/04

第403号【2013年、何のために時間を使うのか？】

◎今週のメルマガ　【何のために時間を使うのか？】

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■何のために時間を使うのか？
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今年最初のメルマガです。
今回はいつもとは少し違う感じで、年頭に思うことをつらつらと書
いてみようと思います。

さて、
年の初めに広告を強化するのが、ユーキャンなどの資格関係の企業です。

ユーキャンのテレビＣＭによると、
ＡＫＢ４８のメンバーが資格取得にチャレンジするみたいですね。

資格の広告は、
一年の初めという節目に新しいことをチャレンジしてみようかな、
という誰しもが持つ気持ちをチクチクと刺激します。

「資格でも取ってみようかな」と人々が思う背景には、
「このままだとヤバイ。何かを変えなくちゃ」という焦りのような、
漠然とした危機意識があるように思います。

こういう不景気の時代には、特ににこういう焦る気持ちは高まるかもしれません。

僕も中小企業診断士という資格を持って仕事をしているわけですが、
資格取得を目指したサラリーマン当時に思っていたことは、
まさに「このままだとヤバイ。何かを変えなくちゃ！」という焦燥感です。

経営コンサルティングの仕事がしたいという気持ちよりも、
「何かを変えなければ」という焦る気持ちが強くかつ先にあったように思います。

先日、ある友人から連絡があって、初めて2人で飲みました。
人もうらやむ大企業に勤めるその友人は、
「会社内での立場や将来が危うくなってきたので、
資格でも取って、社内での存在感を高めたい」と言います。

ついては、中小企業診断士について教えてくれ、と。

しかし、気持ちは痛いほど分かりますが、年齢的にみても、
現業務に直接関係のない資格取得に時間を費やすことは得策に思えません。

「コレがやりたい」という気持ちから出発しているのではなく、
「現状から逃げたい」という気持ちが前に出すぎているように感じました。

また本人が思うほど、資格取得を会社は評価しないとも予想しました。

ですから、資格取得もいいけど、
まず現在の仕事で成果を出すための方策を考えた方がいいんじゃない？
と伝えました。

「このままだとヤバイ」という危機感を原動力に
新しいことにチャレンジすることは間違ってはいませんが、
それが「資格取得」でいいのかどうかは、冷静に判断すべきです。

中小企業診断士という資格でいえば、
経営全般について総合的に学べるのでとても面白い資格だとは思いますが、
独立したいという強い気持ちがない人にとっては、
「必要以上に難しすぎる」というのが僕の意見です。

それに時間を費やすよりは、
今現在携っている仕事の専門性を高めるための勉強に
時間を使ったほうが良いと思います。

結局、「自分は何がやりたいのか？」という目的や目標があって、
その達成のために何に時間を使うべきかを考える、という順番が重要です。
これは自然の法則だと思います。

確かに資格を取得すると自信がつくという効果はありますが、
取得した後の目標やビジョンが明確でないと、
単なる「資格コレクター」で終わってしまう恐れがあります。
名刺にその資格名を書いて、自己満足に浸るだけでは
ちょっともったいない。

やりたいことを明確にし、そのために時間を使うこと。
単純ですけど、これは重要です。

2013年の365日×24時間を何に使うか。
それを決めずして、2013年はスタートできません。

是非、考えてみてくださいね。

今年も、応援しています！！

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■編集後記
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これを書いているのは1月3日のお昼２時すぎです。
子供たちは出かけています。
静かな自宅のリビングで、一人でＰＣに向っています。
こういう静かに一人で過ごすお正月もいいですね。
この後は、ゆっくり本でも読みたいと思います。
みなさんはどんなお正月を過ごされたのですか？
しっかり英気を養って、2013年のスタートダッシュを決めたいものですね。
そんなことで、今年もよろしく御願します！

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