2012/06/22
第375号【誇れる会社で働きたい!】
◎今週のメルマガ 【誇れる会社で働きたい!】
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■顧客満足の前に、従業員満足
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顧客を満足させる前に、まず従業員を満足させることが先決かも
しれない。
従業員がその会社に満足し、会社を愛していれば、おのずと仕事に
前向きに取り組むでしょう。それが顧客へのサービス強化となって
表れ、顧客満足が高まるに違いない。
だから、まずは従業員の給料を上げ、福利厚生をこれでもかという
くらい充実させたのが、新卒コンサルティングで急成長したワイ
キューブという会社でした。
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■ワイキューブ安田氏の誤算
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社長の安田氏は、年収は500万円欲しいという26歳の従業員に
700万円払ったそうです。そのほうがやる気を出すと思ったからで
す。
都心の一等地にオフィスを構えたり、会社内にワインセラーを設置
するなど、福利厚生にも十分すぎるほど投資したそうです。
しかし、従業員のやる気もパフォーマンスも変わらなかった。むし
ろ、もっと要求するようになってしまったそうです。
そうこうするうちに売上が減少し、増大した経費が利益を圧迫して
赤字化。ピーク時には40億円あった売上が15億円にまで落ち込み、
借金は42億円にまで膨らんだ。
結局、ワイキューブは2011年3月に民事再生法適用を申請し、経営
破綻しました。
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■従業員は、誇れる会社で働きたい!と思っている
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「給料を上げたり、福利厚生を充実させても、従業員のモチベーショ
ンを長期的に高く保つことは難しい」と、
一昨日お会いした、在宅医療事業を展開する「医療法人三つ葉」の
舩木代表は言いました。
「それよりも、その組織がお客様からも地域社会からもその存在価値
を認められていることが大事です。そういう、社会から高く評価され
ている組織に属していること自体が、従業員の満足度を高め、モチベ
ーションを高めるのだと思います」
地域からもマスコミからも注目される三つ葉で働く人たちは、その組
織で働くに相応しい人間であろうと行動する。患者さんにも常に明る
く接し、その声に丁寧に耳を傾けるそうです。
つまり、周りからの評価が高い組織にいる自分が誇らしい。だから、そ
の組織がさらに良い組織だと評判になるようにおのずと努力するよう
になる、ということなのです。
これが、顧客満足を高める大きな要因になっているそうです。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょうか?
あなたは自分が属している組織に誇りを持っているでしょうか?
あなたの組織は、お客様からも、地域社会からも、仕入れ業者からも、
その存在価値を認められているでしょうか?
「自分の会社は素晴らしい。社会に対してすごく良いことをしている」
従業員がそう感じてくれれば、行動は積極的になり、顧客にために
最善を尽くすようになるはずです。逆に言えば、従業員にそう感じさ
せる会社でなければならない。
これは会社のブランディングに関わる重要な問題です
従業員が誇れる会社であるために、会社をどうブランディングして
いくか。
従業員満足は、顧客満足へつながる重要な要素だからこそ、
真剣に取り組まなければならないことだと思います。
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■編集後記
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週末は土日とも夜は交流会に参加します。パーティ類は全て苦手な
私ですが・・・何とか、頑張ります!
【お知らせ】
6月26日(火)の19時より名古屋駅前のウインクあいちで、
「経営計画の立て方」をテーマに行ないます。よろしければご参加
ください。
テーマ:『経営計画の立て方』
日時:2012年6月26日(火) 19時~20時45分
場所:ウインクあいち 904会議室
費用:3000円(税込み) 会員様は無料または割引
懇親会あり
お申し込みは→ http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P28515823
※執筆者・豊田礼人の抱腹絶倒の起業物語はこちらから
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