2011/01/17
タニタの専門性が120万部を売り上げた。
体脂肪計のタニタが出版した『体脂肪計タニタの社員食堂』という本が120万部を突破したそうです。
タニタはもともと計量計測器を製造するメーカー。
メーカーとして活動する傍ら、1990年に「ベストウェイトセンター」を開設し、地域住民や肥満解消を希望する人たちに対して、栄養や運動指導とともに、食事の提供を始めたそうです。
そこで生まれた健康メニューをタニタの社員食堂でも出したところ、社員達が次々にダイエットに成功したのだそうです。
そのレシピを集めて本にしたのがこれ。あれよあれよという間に売れ続け41刷、120万部。第2弾まで発売されるほど、話題の本となっているのです。
タニタは、自社を単なる機器メーカーから、「健康サポート企業」へと脱皮させたのだと思います。健康についての専門家になろう、ということです。
健康についての専門家である以上、社員自身が健康でなければ説得力がありません。社を上げて健康管理に取り組んだ成果が、この本に詰まっているのですね。
このタニタの事例は、何かの専門家になり、専門家として自ら実践する、ということが、お客様からの納得感や信頼感を獲得するためにはとても重要なのだ、ということを再認識させてくれます。
一般的に、その本人の実力とは関係なく、「専門家」の方が「何でも屋」よりも実力があると思われやすい。(by 詠み人不明)
専門家になり、自らその専門性を追及するべく実践する。それが、お客様を引き寄せる。
僕たちも是非参考すべきことだと思います。
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