2010/08/31
縦に、横に、広げ、お客を囲い込む
子供を通して、子供関連マーケットについていろいろと興味を持つようになりました。
例えば、ベビー用品のピジョンとかコンビというメーカーは、少子化にも関わらず堅調に売上を伸ばしています。日本はもちろん中国などアジアでも展開していて、その躍進ぶりはメディアでもたびたび報道されます。
玩具もしかり。
特にタカラトミーという会社には、色々な面で驚かされ、勉強にもなります。
今、ウチの幼稚園児が熱中しているのがトランスフォーマーアニメイテッド。
もともとアメリカ発のアニメですが、実写で映画化されて日本でも上映されていました。
今年の4月からは、アニメがリニューアルされてテレビ東京系で放映されています。
こんな車が、
こんなロボットに変身(トランスフォーム)するわけです。
この変身振りたるや、大人もビックリするほどです(笑)。
よくできてるな~。
と驚きますよ、コレ。
とにかく大人も驚くくらいなので、子供は熱病に犯されたように、
トランスフォーマー、トランスフォーマー
と叫びます。
このおもちゃ、3000円くらいするので、そうそうしょっちゅう買うわけにもいきませんが、もう少し簡易な商品で、500円くらいのものもラインナップされています。それもしっかりトランスフォームします。
毎回3000円のものは買えませんが、500円ならいいか、となるわけです。(親としてダメですね?)
さらに、今、子供向けのアニメは全てカードゲーム化されていて、イオンなどに出店しているゲームセンターに必ずラインナップされています。
そこで、100円とか200円とか、確実に使わせるんですよ。
そうやって、ちょこちょこと少額を使わせて興味をつなぎ、誕生日とかクリスマスとかにドカンと高額商品を買わせます。
しかも、これも各アニメに共通しますが、とにかく登場キャラクターがどんどん増える。
そうすることで、オモチャのラインナップは増え、子供はまんまと全部欲しがる。
カードゲームは、キャラクターカードを集めたい男の子心をくすぐる、恐ろしい商品です笑。
このトランスフォーマーのように、縦に価格のバリエーションを広げ、横にキャラクターを増やしていくやり方は、ポケモンの頃から加速したような気がします。
親は子供の欲望を抑えるのに大変ですが・・・、
マーケティングの勉強もさせてもらっています。
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