2010/03/26
第258号【喜ばすために、気づけ】
先日インタビューしたウロメディカルジャパンの池山社長が22日
の朝日新聞にでっかく載っていました。おかげで池山社長の記事を
書いた僕のサイトのアクセスもドカン!と伸びました。このページが
検索にヒットしたようです。→ https://raymac.jp/archives/982
(連続258週間、無休で発行しています。池山社長、すごい人です。)
◎経理代行+財務アドバイスパック
https://raymac.jp/keiridaikou
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■気づける人間になる
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仕事をうまく行うためには、誰よりも先に「気づく」ことが重要で
す。
流行に先に気づくことができれば、市場に早く参入することができ、
先行者利益を得ることができます。
逆に市場縮小にいち早く気づけば、損失を最小限に抑えて、撤退する
ことができます。
ですから、常に感覚を磨き、世の中の色々な事象の変化に気づく訓
練を日頃からしておくべきだ、ということなのです。
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■喜ばすために、気づけ
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では、気づくための感覚を磨くためにはどうすればいいのか?
それは、「人を喜ばすことを常に考えていれば身に付く」とカー用品
販売のイエローハット創業者の鍵山秀三郎氏は言っています。
人を喜ばすためには、観察眼を磨かなくてはなりません。例えば、
恋人を喜ばすためには、その恋人がどんなことをすれば喜ぶのかを
知っている必要があります。
遊園地に連れて行くべきか、自然の中を散歩するべきか、ブランド
ショップをめぐるべきか・・・。
この人は、どんなことに興味があり、どんなことをして欲しいと思
っているのだろう?と常に考えて、観察していれば、色々なことが
見えてくるはず。
このプロセスで「気づく感覚」が磨かれるのだ、と偉大な経営者は
説くのです。
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■お客様を喜ばす
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僕は経営について考える時に、bmmo(ビーモ)という切り口を
使います。
bmmo(ビーモ)とは、ビジネスモデル、マーケティング、マネ
ジメント、オペレーションの4つの頭文字からなる僕の造語です。
この最初のビジネスモデルは、「誰に、何を、どのように提供するこ
とによって、そのお客様を喜ばせ、利益を獲得するのか」というビジ
ネスの根本的な構造のこと、と定義しています。
ポイントは「お客様を喜ばす」というところです。お客様を喜ばさ
ない限り、どんなに斬新で素晴らしいビジネスモデルでも成り立ち
ません。お客様を喜ばせることができれば、リピート率が上がり、
継続的に利益を得ることが出来ます。
どうすればお客様を喜ばすことができるのか?
これを考えることが、ビジネスモデルを考えること、なのです。
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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?
相手を喜ばすためにはどうすればいいかを考えることで、気づける
人間になれる。気づくことで先回りが可能になり、それが利益を生
む源泉になる。
ところで僕たちは、まず「誰を喜ばすのか?」を明確にしているで
しょうか?
多様化している現代において、全ての人を喜ばすことは不可能です。
経営資源が限られる我々のような中小企業にとってはなおさらです。
喜ばすべきターゲットを絞り、そのターゲットの「喜びポイント」
を研究し、そこに資源を集中投下しなければなりません。
あなたが喜ばすべき人は誰ですか?
その人の名前は?年齢は?好きな食べ物は?休日の過ごし方は?
何をしてあげれば、その人は喜びますか?
どれだけ観察し、想像し、気づけるか。
その向こうにその人の「喜びポイント」が見えてくるのだと思います。
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■編集後記
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セミナーコンテストの名古屋大会が先週の土曜日に開催されました。
そこに「卒業生」として参加し、少しだけスピーチさせて頂きました。
その後の懇親会では、各分野で活躍されている人々と知り合い、と
ても楽しくお酒を飲みました。その様子をブログに掲載しました。
https://raymac.jp/archives/1019
(第258号終わり)
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