2019/06/20
上司に言ってはいけないセリフ第1位
愛知県名古屋市で中小企業の売上アップを支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田礼人です。
※満面の笑顔でお客様を迎える筆者
◆前に踏み出す力
一昨日、クライアント様の企業で社員研修の講師をしました。
入社数年までの若手社員向けの研修でしたので、ビジネスマンとして身に着けるべき「社会人基礎力」をテーマに、演習を交えながらの1時間半。
社会人基礎力とは経済産業省が提唱しているもので、
・前に踏み出す力(アクション)
・考え抜く力(シンキング)
・チームで働く力(チームワーク)
の3つの力を指します。
その研修では、特に「前に踏み出す力」を中心に、主体性や実行力を持つことの重要性について考えました。
◆バーでコミュニケーションの訓練
研修の中で、目標の設定と現状把握の大切さについてお話しし、参加者の皆さんに自分について振り返ってもらい、取り組んでいることをシェア(発表)してもらいました。
その中で20代の社員さんが、「私はコミュニケーション力が低いので、この力を高めるために、毎週末ひとりでバーに出かけ、朝の5時まで、店員さんや他のお客さんと会話しています」と発表しました。
これ、すごくおもしろいな、と思いました。
自分なりの目標と、そこに辿り着くために足りないことは「コミュニケーション力」だと分析し、その改善のために自分なりに考えている。(趣味も兼ねているかもしれませんが、それでもいいですよね)
そして何よりいいな、と思ったのは、「既に実行している」ということです。
やろうと思っているのではなく、すでにやっている。
この人は前に踏み出す力を既に備えているな、と。
◆まず、やってみて
「○○をやろうと思っています」と言う人は多い。
例えば、「この本を読もうと思っています」とSNSで発信している人とか。
やろうと思っているだけでは意味なくて、問題は実際にやっているかどうか。やってみて、どうだったのか。それで、次どうするのかを考えることが大事。
経営の相談に乗っていても、「やろうと思っています」と言う人よりも、「やってみて、こうでした。どう思いますか?」と言って来る人の方が断然、成長スピードは速い。応援もしたくなる。
「戦おうとしている者に味方はつかない。戦っている者に味方はつくのだ」という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
あなたは、やろうと思っていたことを既にやり始めていますか?
「やろうと思っているんですよ、でも時間が無くて・・」というのは、もしかしたら、仕事人として言ってはいけないセリフ第1位ではないでしょうか。特に上司にこれを言ったらアウト。
この本を読もうと思っているんですよ、と言う前にまず読んで、そこに書いてあることを実行してみて、それでどうだったのか、あるいはその時自分は何を感じたのか、が聞きたいのです。
不言実行でも有言実行でも、僕はどちらでもいいと思います。
要は実行したかどうか。
今回、実行力をテーマに研修講師をして、参加してくれた受講生の実行力に刺激を受けて、このメルマガを書きました。
みなさんも是非、実行してください。実行している人は応援したくなります。
引き続き、応援しています。(了)
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