名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2019/06/28

見かけによらず、神レベルの事務処理能力だとしたら?

愛知県名古屋市で中小企業の売上アップを支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田礼人です。

 

 

※セミナーの聴衆を前に顔を引きつらせる筆者

 

 

弱みがブレーキになっていないか

 

 

会社や個人の強みを磨き、それを武器に顧客を獲得し、顧客満足を高めていくことが重要です。

 

 

 

 

強みを活用せずに、市場があるからという理由で安易に参入すると、ライバル企業との差別化ができず、ゆえに優位性が発揮できず、その他大勢の中に埋もれてしまう可能性があるからです。

 

 

 

一方で、「弱み」がボトルネックになって、事業の成長にブレーキがかかってしまっていることもまた、よく見られることです。強みを伸ばすのは当然ですが、弱みに目を向け、それを改善したり克服したりすることも重要です。

 

 

 

チャンスを逃しているかも?

 

 

ちょっと一般的な話になりますが、

 

 

 

例えば、職人さんとか技術系の方たちは、専門分野に関しては高い能力を持っている一方で、他者とコミュニケーションを取ったり自分を前に出して表現したりすることが苦手だ、という傾向があると言われることがあります。

 

 

 

せっかく高い専門能力があるのに、この弱みのためにチャンスを逃している・・・。

 

 

 

あるいは、企画力とかクリエイティブな能力が高い一方で、事務処理とか事務系の手続きなどが苦手、という人もいます。しかし、ビジネスの世界では、事務的な手続きとか連絡のやり取りなどがおろそかになると、いろんな問題を引き起こします。。

 

 

 

このことがボトルネックとなって、せっかく高いクリエイティブな能力があるのに、顧客に選ばれない、という事態に陥るケースも見られます。

 

 

 

ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略

 

 

強みを伸ばすことが重要であることに異論はありませんが、弱みをせめてライバルと同じくらいのレベルまで改善しておくこともまた、取り組む価値があると思います。

 

 

 

フレッド・クロフォード氏は著書の「ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略」の中で、

 

 

・商品
・サービス
・価格
・アクセス
・経験価値

 

 

の5つの要素で差別化戦略を図るべきだと説いています。その際、上記の5要素の中で、5点満点中の「5点」が1個、「4点」が1個必要だといっています。いわば絶対的に強い強みが一つと、まあまあの強みが一つ。

 

 

 

そして、他の3つは、少なくとも平均レベルの「3点」には達しているべきだ要求しています。

 

 

 

つまり、「1点」や「2点」があると、それがボトルネックになっていくら強い強みがあっても、競争力が極端に下がってしまうのだ、ということです。

 

 

 

自分レベルの視点で

 

 

自分レベルではいかがでしょうか?

 

 

 

あなたの強み(5点レベル)は何ですか、逆に弱み(1点、2点レベル)は何ですか?

 

 

 

その弱みを3レベルに上げると、お客様の反応はどう変わると思いますか?

 

 

 

例えば、職人さんが弱みのコミュニケーション力を改善したら、「職人さんだけど、お話もちゃんとできるから、あの人はいい!」とか、「金髪のクリエイターさんでトンガっているけど、細かい事務処理や連絡もきっちりやってくれるからすごく安心!」という評価につながる可能性があります。

 

 

 

この、「○○だけど、but(しかし)、△△ですね」というのは強いアピール材料となる可能性があります。

 

 

 

世間一般が抱いているネガティブな印象を逆手にとって、弱みを改善することで、ぐっと評価が高まります。

 

 

 

あなたの1点をなんとか3点にできないか。

 

 

 

ちょっと考えてみてください。

 

 

 

応援しています。

 

 

 

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