2007/11/16
第135号【無視ほどツライものはない】
自分の事業の会計処理が溜まってしまい、近づく確定申告の時期を
前に「誰かやってくれ~」と泣き言を言っている豊田礼人(あやと)
です。人にアドバイスする前にまずは自分の財務分析から、ですね。
ということで、本日のメルマガをどうぞ!
(連続135週間、無休で発行しています!目指せ150!)
◎ブログ書いています。↓↓↓
ブログ『サンボー豊田礼人の散歩 a GO!GO!』
http://raymac2.exblog.jp/
◎ホームページへも、是非。↓↓↓
公式サイト
『◎売上増加のキーワードは、整理整頓です
~戦略を立てるのは、その後で~』
https://www.raymac.jp
===============================
■無視された気分
===============================
資格試験に落ちたことってありますか?
ボクはめちゃくちゃあります(笑)。
詳しくはコチラhttps://www.raymac.jp/newpage3.html
に譲りますが、とにかく落ちて落ちて落ちまくりました。これは、
本当に恥ずかしく、辛い経験ですから、あまり人に話したくありま
せんけど・・。
資格試験に落ちた経験がある人であれば想像がつくと思いますが、
試験結果というのは基本的に合か否しか発表されません。あともう
ちょっとで合格だったとしても、得点が合格ラインを超えていなけれ
ば、否という結果しか知らされません。
その試験がマークシート形式であれば、自己採点によってある程度
結果への納得性は確保できますが、論述形式の場合は「惜しかった
のか、全然ダメなのか」がまったく分からず、ただただ「ダメ」とし
か言ってくれないので、悩みは深まります。(冷たいですよね?これ)
つまり、その人がどれだけ努力して、死ぬ思いでチャレンジしていた
としても、まったく関係ないのです。「よく頑張ったね~お疲れ様。
だけど今回は惜しかったね~。また今度頑張ろうね!」とは試験主催
者は(絶対に)言ってくれません。
こういう結果を受け取ると、受け取った側は「全否定された」と感じ
ます(本当に感じます)。さらには、「無視された」という感覚にさえな
ります。
で、その冷たい仕打ちに耐え切れない人たちは逆切れして、何の責任も
無い資格学校のせいにしたりするんです。そういう光景を何度か目撃
しました。(特に自分が賢いと思っている人に多い)
===============================
■無視よりクレームの方がウレシイ!
===============================
子供の「いじめ」の世界でも「無視する」というワザ?がありますね。
いや、大人の世界でもしっかりありますね。この無視するという行為、
される側には相当キツイと思います。誰にも相手にされないという状況
が「群れる動物」である人間にとってどれほど寂しいことかは容易に
想像がつきます。
企業経営においても無視されることほど恐ろしいことはありません。
先日テレビでクレーム処理の特集をやっていましたが、その中である
消費財メーカーの社長は、「クレームを言ってくれるお客さんはありが
たい。それよりも企業として一番恐いのは、お客さんが何も言わずに買
わなくなることだ」と言っていました。
つまり、「無視」が一番恐いのですよね。顧客生涯価値を失うのですか
ら。
一方で、お客さんは、買った商品の不備に対してクレームを言ってき
ますが、そのクレームに対して正面から向き合い、お客さんの不満を
しっかりと受け止めないと、怒りをさらに倍増させることがあります。
つまり、お客さんは、自分の言うことをしっかりと聞いてもらえなか
ったり、軽く受け流されたりすると、「自分が大事にされていない。無
視されている」と感じてしまい、怒りを沸騰させるのです。こう感じさ
せてしまったら、企業は二重の過ちを犯したことになります。
皆から穏やかな人だと言われる(笑)ボクでさえ、こちらの言い分を
軽くあしらうような態度をしたソフトウェアのヘルプデスクの人に
切れてしまったことがあります。
それも、商品への不満というよりは、その対応した人の「軽さ」に腹
が立ってしまったのだと思います。たぶん、「無視された」と感じたの
でしょう。
お客さんに「この会社に無視された」と思われてしまったら、その会
社は永久にそのお客さんから無視されることになるのです。
===============================
■部下を無視していませんか?
===============================
会社の中でも「無視」は起きています。決して意識的に無視している
わけではなくても、結果として「無視している」状態になっている場
合があります。
例えば、あなたは日頃おとなしく、文句も言わずにモクモクと仕事を
している部下に対して、意識的に声をかけているでしょうか。苦手だ
な、と思っている異性の部下に対して、最近の仕事状況を確認してい
るでしょうか。
声をかけて相談を受けてしまうと、かえって面倒な不満などを言われ
るのが恐いあまり、無意識に避けてしまっていることはないですか?
こういう状態が長く続くと、部下は「オレって無視されてる?」と思い
始めるのです。こうならない前の行動が非常に重要です。
人間、不満や悩みを言われても、そうそう解決策がすぐに見つけること
はできないので、つい見てみぬふりをして、問題が表面化するのを避け
がちです。
しかし、多くの相談は聴いてもらうことで解決すると言われています。
部下はあなたに聴いてもらってできれば共感してもらいたいのであり、
別に解決策を考えてもらいたいというわけではないのです。
よく聴きもせずに、相手の言葉をさえぎって「じゃあ、こうすればいい
じゃない」などと結論めいたことを言ってしまったら、かえって逆効
果になります。まずは「無視してないよ。ちゃんと君の話を最後まで
聴くよ」というメッセージを送ることが大切なのです。
===============================
■自分レベルの視点で
===============================
心理学用語で「カタルシス」という言葉があります。これは「浄化」
というギリシャ語だそうですが、鬱積した感情を表現させたら症状が
改善したという研究から、この用語が命名されたそうです。
抑圧された感情を自由に表現させることで、心の緊張を解くことがで
きるということから、このカタルシスというものの重要性が認識され
ているのだそうです。
さて、ボクたちはもっと自分の周りの人たちの心を浄化してあげるこ
とができるのではないでしょうか?そのためには、相手の言うことを
じっくり聴いてあげるでけでいいのです。
解決策は求められていません。ただただ、相手の感情を開放してあげ
ることに専念すれば良いのです。これなら明日から出来そうですよね?
さあ、あなたは最近パートナーの話をキチンと聴いてあげていますか?
子供の話を聴いてあげてますか?
両親の話は、どうですか?
今週末、さっそくやってみよう。
(やってみた後は、誰かとそれについて話し合ってみよう)
===============================
■編集後記
===============================
先日両親を連れて旅行へ行きました。紅葉がとてもキレイでめちゃく
ちゃ楽しい思い出となりました。そこのホテルで、父と何十年ぶりか
で一緒に風呂にはりました。で、裸の親父の筋肉の隆々ぶりと自分の
体のぷよぷよぶりに驚き、「やっぱオヤジすげえよ!」と思ったので
した。でももう72歳だよ。(週2でジムに通っているとか・・最近の
70代はすげえよ)
(第135号終わり)
メールマガジンmail magazine
最近のメルマガentries
コンサルプランconsulting plan
情報発信information