2010/04/02
第259号【フィードバックの大切さ】
先日、15年ぶりくらいにスノーボードをやりました。結構まとも
に滑ることができた自分を、かなり褒めてやりました。3月でもま
だ雪があって、楽しめましたよ。
(連続259週間、無休で発行しています。名古屋も桜が咲いた♪)
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■フィードバックがやりがいを高める
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自分のやった仕事の結果がどうであったか、それをフィードバック
することで、仕事に対する責任感を高めることができます。またそ
れは、僕たちが目標地点へ向けて確実に進むことを助けてもくれま
す。
時間と労力をかけてやったことが、良かったのか、悪かったのか、
それを本人が知らないということは、そもそも不健全です。
結果を知ることで責任感が高まる。責任感が高まれば、おのずとや
りがいも高まる。やりがいもって仕事をすれば、目標へどんどん近
付く、というわけです。
社員や部下のやりがいを高めたいマネージャーにとって、このこと
はとても重要な意味を持つと思います。
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■やりがいが高まるわけ
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なぜ結果をフィードバックするとやりがいが高まるのでしょうか?
それは、結果を知ることで、自分の現在地点を知ることができるか
らです。現在地点が分かれば目標地点とのギャップが分かります。
人間が成長を望む生き物であるとすれば、このギャップを埋めるべ
く考え、行動することは、極めて自然なことといえます。
また、思い違いを正すことも、フィードバックの重要な役割です。
結果の数値などを見て「あれ?思っていたイメージと違うな・・」
ということはよくあること。
例えば、「思ってたより食べてたな・・」を無くすことで痩せよう、
というレコーディング・ダイエットは、食べたものを記録すること
で思い違いをなくし、自分を律しようというダイエット法です。
「なんとなく思っていたイメージ」は間違っていることがあります
ので、正確に知るということは、やりがいを高め目標に近付くため
の重要な第一歩となるのです。
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■成長意欲のある人が、成長する
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しかし、結果をフィードバックすることでやりがいを高めたり、目
標に向かってがんばろうと思うのは、成長意欲のある人だけです。
成長したいと思っていない人には、自分の現在地点がどこなのか、
興味を持ちません。
こういう人にいくらフィードバックしても、残念ながらなかなか響
かず、行動に結びつきません。
成長意欲の無い人には、まず成長することの尊さを感じてもらうこ
とが最優先事項となります。(これはなかなか難しい作業ですが)
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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?
ある社長に聞いたのですが、社員を育てるには、できたこと、でき
なかったことを記録して、振り返らせることが重要だそうです。
我々は出来なかったことや失敗したことは、振り返って反省したり
するのですが、出来たことや成功したことに関してはあまり振り返
りません。
出来たことや成功したことを振り返るという行為は、自分の強みを
認識することにつながります。それは、成長のためにはとても重要
なことなのだ、とその社長は説くのです。
僕は、自分の強みを認識するために、日記をつけて、振り返るとい
うのも一つの手だな、と最近思い、ちょこちょこ日記を書いています。
自分で自分にフィードバックするために、日記をつけることの重要
性を(遅ればせながら)感じ始めているわけです。
サッカーの中村俊輔選手の「サッカーノート」はまさにそれ、で
すよね。
僕も真似して「コンサルノート」をつけています。
さてさて、あなたは「何ノート」をつけますか?
そのノートが、あなたのやりがいを高め、目標へと導いてくれる
かもしれません。
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■編集後記
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日経平均が上がってきています。なんとかこのまま景気が底入れし
てくれればいいですよね。短観も改善してきて、なんとなく明るい
春の予感です。
(第259号終わり)
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