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豊田礼人の基本的な考え方を
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2006/08/18

第70号【標的は同じ】

暑い中、今日もご苦労様です。お盆も終わりつつありますが、お元
気ですか?

さて、世の中お笑いブームです。私もお笑い大好きですので、かな
りマニアックな人たちまでチェックしていますが、大人と子供では
好きな芸人さんが若干異なるようです。

私の姪っ子たちは、ちょっと前までは「あるある探検隊」、最近では
「ちょっと、ちょっとちょっと!」という単純なギャグものがお気に
入りのようでした。

でもこの前、テレビのインタビューで「好きな芸能人は?」というレ
ポーターからの質問に

「レイザーラモンHG!」

と叫んでいた子供には笑いました。(まだいたんですね)

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■お笑いタレントのCM
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お笑いと言えば、お笑いタレントをCMに起用した資生堂の男性用化
粧品「ウーノ」の販売が好調のようです。

同社は「ウーノ」を中核ブランドに育てるため、販促投資を集中させ
たことなどが奏功したそうです。大量のお笑いタレントを起用したC
Mがギネスブックに申請されるなど、大きな話題になりましたね。
(日経MJ 06年7月31日)
http://www.shiseido.co.jp/uno/ ←三枝師匠笑えます。

ウーノ拡販の最大の狙いは、10~20歳代の若年層の再開拓でした。
お笑いタレントによる大量CMで、「お笑い好きの若者への認知度を高め
る」販促戦略を実施し、その量と内容のインパクトによって、化粧品C
Mへの興味が薄い男性層を振り向かせることに成功したのです。

「整髪料の主要ユーザー層」と「お笑い好きの層」とが合致し、今回
の大きな成功につながったと言えるでしょう。

CMで起用されるタレントさんは、多くの場合この「標的客層にアピ
ールする存在か否か?」で起用が判断されることは言うまでもありま
せん。

このケースは、大いにアピールすることができた好例といえますね。

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■アルペンとTSUTAYAの提携
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客層が同じであることを理由に、業務提携する企業もあります。

スポーツ用品大手のアルペンは、「TSUTAYA」を運営するカルチ
ュアコンビニエンスクラブ(CCC)とポイントカードで提携しました。
(日経MJ 06年8月11日)

アルペンとTSUTAYAは店舗立地や顧客層が似ており、提携する
ことで相乗効果が見込めると判断したようです。つまり、アルペンの
客をTSUTAYAへ、TSUTAYAの客をアルペンへそれぞれ誘
導できるという目論見です。

これは、販路を拡大したい企業が迅速にそれを実行するためには、こ
のような連携が非常に有効であることを示しています。

特に経営資源の脆弱な小さな会社にあっては、自社で全てを作り上げ
ることは時間がかかり過ぎます。このため、不足する経営資源(この
場合は販路)を外部から調達することで、経営スピードを上げる戦略
が非常に重要になります。(これを「連結の経済性」と呼びます)

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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?

限りある時間・資金のなかで、自分ひとりで必要なものを全てを賄うのは、
当然無理な話です。

そのときものを言うのが、やっぱり「人脈」です。

私も人脈を広げるため、あちこちに顔を出しますが、最近感じること
があります。

それは、同業者の集まりからも学びはありますが、それ以上に異業種
の方と触れ合うことから得る学びの大きさです。

同業者の仲間からはもちろん同じ苦しみや楽しみを分かちあえる素晴らしさ
があります。

しかし異業種の方からは、ある意味「ぶっ飛んだ」刺激をうけること
がよくあります。(妻もよく「ぶっ飛んだ」意見を私にくれますが)

ぶっ飛んだ意見を聞くと、違った角度から物事が見えてきて、事業の
ヒントになることは、皆さんも感じられたことがあると思います。

中小企業白書でも、「同業種連携」よりも「異業種連携」している企業
の方が高い業績を上げていると報告しています。

整髪料のCMといえば、基本的に二枚目俳優がやるものと相場が決ま
っていました。

それを異業種(=3枚目)の人との組み合わせにより、今まで無かった
ものが生まれたのです。

残り少ない夏、あなたも是非「見ず知らずの業界の人」とコミュニケ
ーションしてみてはいかがでしょう?

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■今週の一冊   「東京タワー」 リリー・フランキー 著
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今さら、という感じですが、お盆の2日で一気に読んでみて、とても
面白かったので紹介します。中身は著者の自伝的内容ですが、オカン
とのふれあいに重点をおいた、切ない物語です。この話、女性よりも
男性の方が涙してしまうのかな、と感じました。男にとってオカンって
すごく大きな存在だし、思い出すと切ない存在でもあるんですよね。
(もちろん女性にとってもオカンは大きいと思います、念のため)
それに比べると、父親って存在薄いな~と、わが息子と妻(母親)と
のあまりの親密ぶりを横目で見ながら、感じました。
ビジネス書に飽きたら、是非読んでみてください。

興味がある方はコチラカラ↓
https://www.raymac.jp

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■編集後記
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数年前、鈴鹿サーキットにオートバイの「8時間耐久レース」を見に
いったことがあります。そこで思い知ったことは、とにかく暑い!と
いうことです。毎回7月の下旬に行われるのですが、炎天下で日よけ
もない場所で8時間観戦するのです。観客の方が「耐久」ですよ、ホ
ント。そういう現場では、10分おきに水分が欲しくなるんです。ほ
んとに干上がりそうになりますから!このレース、スポンサーがコカ
・コーラなんですが、あの場所にいる人全員「コカ・コーラのヘビー
ユーザー」であることは疑う余地もありません。レースそっちのけで
「コーラくれ~」状態だったことを思い出します。この場合、「レー
ス好き層」=「コーラ好き層」というよりも、「水分が必要な層(つ
まり観客全員)」=「コーラ欲しい層」という感じでした。暑い夏、
水分とりながら頑張りましょう。

(第70号終わり)

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