名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2019/09/05

「育てたい欲求」を刺激せよ。

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。

 

 

 

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。今回のテーマは「育てたい欲求」です。

 

 

◆現代アートに投資する人たち

 

 

 

現代アートを投資として楽しむ人が増えているそうです(日経MJ 2019/8/16)。

 

 

 

無名の作家の10万円の作品が値上がりし、100万円になることもあるのだとか。投資家魂が揺さぶられるのもわかります。

 

 

 

「生きている人の作品を買いましょう」。

 

 

 

このムーブメントでは、何十年も前に亡くなった著名なアーティストではなく、同じ時代を生きるアーティストの作品を、彼らを支援する目的で買う人が増えているのが特徴。現代アートを買う目的は、投資所有する楽しみコレクター同士の交流などにあるそうですが、私が注目するのは購入を通じて作家の成長を手助けする「プチパトロン」としての楽しみ方です。

 

 

 

◆育てたい、という欲求

 

 

 

僕たちは、これから成長していこうとする「卵」を育てたいという欲求を持っています。かつて「たまごっち」が大ヒットしたこともそう。またAKB48をはじめとするアイドルを無名のころから応援し、人気者にまで上り詰める過程を共有して楽しむというのも、まさに「育てたいニーズ」から生まれたものではないでしょうか。

 

 

 

SHOWROOM社が運営するバーチャルライブ空間「SHOWROOM」も、未成熟なアイドルや芸人たちがバーチャル上でパフォーマンスをし、それに対してファンや観衆はバーチャルギフトと呼ばれる投げ銭のようなものを投げ込んで応援します。代表の前田裕二社長は著書『メモの魔力』の中でこう言ってます。

 

 

 

「SHOWROOMで人気になる演者は、必ずしも完璧で非の打ち所のないアーティスト、というわけではなくて、まだ歌もこれからだし、演奏も始めたばかり、という方が多い。そういった余白を、オーディエンス側がつい埋めたくなって、気づけば発信側と受信側の境目が不明確になって、結束力の高いファンコミュニティが育っていくのです」

 

 

 

つまり、世の中には未熟なアーティストを応援し、育てることを楽しむ人たちがたくさんいる。そして、育てたいニーズを感じさせてくれるアーティストほど人気が出る、ということです。「人のことを応援する前に、自分のことを頑張れよ」とおっしゃるなかれ。こういう支援者がいるからこそ、若いエネルギーが活躍できる場ができ、社会が成長していくのです。

 

 

 

◆自分の会社を「育てたい会社」にする

 

 

 

さてこの、人々が持つ「人を育てたい気持ち」、自分の仕事に取り入れられないでしょうか。自分の事業の中で、お客様が「育てたい」と思うような人、商品、会社、店にするために、できることはないか?お客様の中に宿る「育てたい」を刺激し、共感し、応援したくなるような商品づくり、会社づくり、人づくりをぜひ目指したいものです。

 

 

 

一方で、育てたいと思われる存在であることも、とても重要になってきます。そのポイントは・・・やはりコミュニケーション能力、となるでしょう。

 

 

 

今回の記事の中でも、出世する作家に共通するのはコミュニケーション能力の高さ、と紹介されています。作品を通じて伝えたいことは何か、何が発明なのかをきちんと伝える能力が重要なのだと。そういう作家には支援者が現れ、収入も増えるのだそうです。

 

 

 

つまり「やりっぱなし」はダメ。自分の作品についてしっかり言葉で説明する力、そしてそういう姿勢が大事だ、と。アーティストだけでなく我々仕事人も、応援されるためには、自分のことをきちんと伝える努力を怠ってはいけません。

 

 

 

あと、やっぱり一生懸命やっている人は応援されます。少々頭が良くて、容姿が良くても、サボっている人はダメ。お客様からも、上司からも、協力会社からも「投資したいな」と思ってもらえる人は、自分のやるべきことを粛々と頑張っています。会社としてはこういう人を雇えたら、かなりのアドバンテージです。これからの採用の基準は「優秀な人」よりも「応援したくなる人」です。

 

 

 

さてさて。

 

 

 

で、自分は?自分自身は「育てたい」「応援したい」と思ってもらえているか?投資したいと思ってもらえるくらい、コミュニケーション力があり、目の前のことを一生懸命やっているか?謙虚に要チェック、です。

 

 

 

 

僕も自分にプチパトロンがつくくらいの存在にならなければ、と思います。(了)

 

 

 

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