2021/11/19
新規事業をやるとなぜか既存事業も活性化する、の法則
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは、【新規事業をやると既存事業も活性化する、の法則】です。
◆新規事業をやろう!
事業の業績が下がってくると、「新規事業を始めないとヤバい」と思う経営者は多い。
でも新規事業をやるのはいいけど、何をやればいいの?そこでまずは現状分析。自社の強みや弱みを棚卸ししたり、外部環境の状況をリサーチしたりします。社員さんも巻き込んで、自社の未来について話し合い、プロジェクトチームを組んで、とことん考えます。
この「経営者と社員が一緒になってとことん考える」というプロセスがとても重要です。コミュニケーションが深まることももちろんですが、「考えて(仮説を立て)→やってみる(検証する)」というステップを経験することになるからです。これが事業を進めるためにはメチャクチャ重要なんです。
◆V字回復したワケ
業績が下降したA社の話。A社は、大きく依存していた顧客企業の仕事を失い、売上が激減、窮地に陥りました。それで急遽、新規事業をやり始めました。
いろいろと考え、いろいろと取り組んだ結果、うまくいった事業もあれば、失敗した事業もあったそうです。うまくいった事業はそこそこ業績に貢献しつつあるそうです。しかし実のところ、そこまで爆発的に成果が出たわけではない。
驚くのは、新規事業を始めたのと時期を同じくして、既存事業の業績がグングン伸び始めたことです。結果的にこれが会社全体の業績に大きなインパクトを与え、窮地に陥っていた会社は見事にV字回復したのです。
◆動いていると目立つ
人間は動いているものに目が行きます。立ち止まっている人よりも、走っている人を、つい見てしまいます。
これは、「変化しているもの」を魅力的に感じるセンサーが、僕たち人間の中に組み込まれているからかもしれません。
何もしていない会社よりも、新規事業をやり始めて、いろいろと提案してくる会社に魅力を感じ、仕事を依頼してくる人が増える、ということは十分ありえます。
新規事業がうまくいくに越したこしたことはありませんが、たとえうまくいかなくても、チャレンジしているという行動が、人々にインパクト与える可能性は大いにあるということです。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?僕たちは新しいことに取り組んでいるでしょうか?
やみくもに新しいものに手を出せというわけでは決してありません。自分の軸やブランドを大事にし、ブレないでいることも、もちろん大切。そのうえで、自分の強みが生かせるような新しいことをやってみる。そうすると、新しいお客様に出会えることがある。
さらに動いているあなたを見て、古いお客様が戻って来るかもしれません。今回の気づきはここ。
たとえ新しいことがうまくいかなくても、チャレンジしたことをちゃんと見てくれている人がいます。その人の心の中に、あなたのブランドがポッと灯る・・・。それがいつか大きな火になるかも。
新しいことを考えて(仮説を立て)、行動を(検証を)。
応援しています。
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