2021/03/01
あなたの「本気」が見えたとき
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【あなたの「本気」が見えたとき】です。
◆無いものは買えない
モノやサービスを売ろうとするときに大事なことは、まずそれが「ある」ということです。どんなに良い商品でも、存在していなければ買えません。存在を示すために、「ありますよ」と見えるようにしておくということが、すごく大事です。「ない」ものは買えませんし、検討すらできません。
先日相談に来た起業家は、美容系の教室をやりたいそうで、それに対する思いのたけを僕にしゃべりまくるわけですが、「で、何をいくらで売るの?」と聞くと明確に答えず、別のことをまたグワーッとしゃべり始めるんです。
わかりました。まず、商品を見えるようにしてください。どんなものなのかが分かるように。そしてそれの特長は何か?で、いくらなのか?
まずこれらをしっかり考え、見えるようにしてください、とお願いしました。
◆物理的に見えるようにする
人間って見えないものに対しては、不安を感じるし、理解をしづらいものです。まさに百聞は一見に如かず、ですから。
新規事業や新しいプロジェクトをやるときも同じです。新しいことを始めるとき、先が見えず、最初は不安を感じます。何をどうすれば良いのかわからない。
だからまず「見えるもの」をつくることが、意外と大事です。例えば新規事業やプロジェクトの名前をつけたり、そしてそのロゴマークやキャラクターを作ってみたり、あるいは方向性を表すようなヴィジュアルイメージをつくってみたり。
こうすることで、プロジェクトがグンと前に進むことがあります。
物理的に見えるようにすることで、皆が目標を共有でき、行動に移しやすくなるのです。
◆本気か
見えるようにするときにもう一つ大事なことは、「本気が見えるようにする」、ということです。いい加減に作ったものからは、「本気」はみえません。ゆえに、そこから共感は生まれません。つまり、「見せ方」にも気を配ってほしい。できれば、そこから熱量を感じるような、「本気」が伝わるような、そんな「見える化」をして欲しい。
名刺を自分のプリンターで自作している人が時々いますが、残念な仕上がりになっていることは多いと感じます。そこに本気さが感じられない。だからその人に何かを依頼しようと思わない。
小さなことですが、そういうところで、お客さまを逃している可能性があります。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか。
僕たちは、商品やサービスを分かりやすく見えるようにしているでしょうか。「説明すれば分かってもらえる」、では遅いんです。
見た瞬間に「分かる」ような商品。そしてその商品を磨き上げているか。本気が伝わるくらいに。
京セラ名誉会長の稲森和夫氏は、精魂込めて商品を作れという意味を込めて、「触れたら手が切れてしまいそうな商品に仕上げなさい」という表現をしました。
手が切れてしまうくらい、ピッカピカでキッレキレの商品。
そういうものじゃなきゃ、売れないよ、と。
第一原則、見えるようにすること。第二原則、キッレキレに磨き上げること。
僕も日々努力します。ぜひあなたも。
応援しています。
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