2009/07/17
第222号【価値感を表す2つのモノ】
昨日、今日と、某一部上場企業からの依頼でセミナーをやっていま
す。テーマはブランド。昨日のセミナーは、アンケートからすると
非常に良い評価を頂きました。ありがとうございます。今日も頑張
ります!
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■価値感が同じ人は楽しい
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「あの人とは価値感が合うから、話していて楽しい」
「価値感の合う人と結婚したい」
という話を良く聞きます。
価値感とは、人それぞれの心の底に植え付けられた物の見方という
ものです。この感情的な習性が僕たちの振る舞いや態度、考え方を
支配しているのです。
物の見方が同じ人と一緒にいれば自分に無理をせず、精神的にリラ
ックスできるので、上記のような意見を多くの人が持ちます。
価値感が同じということは、自分の考え方や存在が認められたのと
同じことを意味するので、そういう相手に出会えたときは本当に嬉
しく思うのです。
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■二つの証拠から価値感が分かる
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あなたの価値感を知ろうと思ったら、まず二つのものを見せてもら
えば分かると思います。家計簿とスケジュール表です。
すなわち、お金と時間の使い方を見れば、あなたが何を大切にして
いるかが良く分かると思います。
趣味にお金と時間を使っているのか、家族との旅行に使っているの
か、友達との飲み会に使っているのか、それとも自分の勉強のため
に使っているのか。そこにあなたの価値感がくっきりと浮かび上が
ると思います。(参考:『破天荒!』K・フライバーグ他著)
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■会社の価値感と矛盾
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会社でも同じです。経営者がどのように会社の時間とお金を使うの
かを見て、社員達は会社の価値感を知ることができます。
会社の価値感とは、理念です。どんな理念のもとに行動していくの
かは、お金と時間の使い方をみれば分かります。
いくら立派な理念を掲げていたとしても、その理念と反するような
お金と時間の使い方をしていたとしたら、社員さんたちはすぐにそ
の矛盾を感じ取ります。お客さんにも伝わります。
例えば、「社員の成長を願う」という理念を掲げているとしたら、
その会社は「人こそが最も大事な資源」という価値感を持っている
ことになります。
にもかかわらず、社員の教育にほとんど投資していなかったり、社
員の挑戦の結果やむを得ず発生した失敗を頭ごなしに叱責している
ような会社があります。
こういうことが起きている会社では、社員がその矛盾に気づき、シ
ラケた雰囲気の会社になってしまう恐れがあります。多くの会社を
見てきて思うのですが、会社の中に矛盾がある会社は、やはり上手
くいっていません。
ですから経営者は自社の理念や価値感と、会社のお金や時間の使い
方のバランスがしっかりと取れているかを絶えずチェックしていか
なければなりません。
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■自分レベルの視点で
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あなたはどんな価値感をもっているのでしょうか?
生きるためには仕事が最も大事で、そのためには家族と過ごす時間
をある程度犠牲にしなければならない、と考えているのか?
それとも、最近流行の「ワークライフバランス」を実践して、仕事
とプライベートの時間をきっちりと分けて、どちらもほどほどに時
間を配分するべきだ、と考えるのか?
またお金の使い方で言えば、将来が不安なので、しっかりと貯蓄を
したり、株式などに投資してお金を増やさなければいけない、と考え
るのか?
それとも、自分や家族の「教育」に投資して、能力をアップさせる
ことで将来の収入を増やそうと考えるのか?
これらは全て、僕たちそれぞれの価値感で決まります。絶対的な正
解はありません。
価値感をどう持つか。その実践のためにどのようにお金と時間を使
うのか。
全ては、あなたの家計簿とスケジュール表に現われてきます。
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■編集後記
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冒頭でもお伝えしましたが、昨日のセミナーには50人ほどの方に
お集まり頂きました。僕のことをまったく知らない人たちの前、完
全なアウェー状態でのセミナーは、やはりかなり最初は緊張しまし
た。でもすぐに慣れてきて、豊田ワールドに入り込んで話すことが
できました。どうなることかと思いましたが、ほとんどの方が「と
ても面白かった」「面白かった」と評価してくれて、ほっとしました。
良かったです。
(第222号終わり)
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