2017/03/10
第621号 【会社を救った商品とは?】
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■お客様に聞く
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あなたの商品を買うかどうかは、
お客様が決めます。
売り手側が決めるのではありません。
ですから、
売り手側の我々が、
どんなに良い商品だと言い張ったところで、
お客様がいらないと思えば、
売れません。
安くてよい商品だったら売れるはずだと思いますが、
それほど単純なことではありません。
時に僕たち含め「客」というのはさまざまな理由で、
非合理的な判断をしています。
買うかどうかはお客様が決めること。
だからシンプルに、
「お客様に聞く」ということはとても重要になります。
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■自社商品を作ったけど・・・
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先日、愛知県で軽トラック用の幌(ほろ)「ラクホロ」を販売する、
安田製作所の安田社長に会いました。
父親の会社に入ってしばらくするとリーマンショックが起こり、
それまでの大型トラック向けの幌制作事業の仕事は激減しました。
そこで、
脱下請けを図るため、
安田さんは「軽トラック用」の幌を独自開発し、
自社商品として直接販売することにしました。
ターゲットは、
日ごろ軽トラを使っている農家さん。
しかし、
サンプルを作って配ってみると評価は悪くないものの、
なかなか買ってくれません。
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■会社を救った商品
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そこで、安田さんは、
農家さんに出向き、
要望や不満をじかに集めました。
そして、それらの「お客様の声」を商品に反映させ、
第2弾の商品を開発します。
お客様のリアルな要望に応えた、
使いやすく「ちょうどいい」商品が出来上がりました。
同時にホームページもこだわって作り、
写真や文章のコンテンツの充実に力を入れました。
結果はいきなり出ます。
第2弾の商品がWEBサイトにアップ後すぐに売れ始めたのです。
それにつられて第1弾の商品も売れていきます。
今では1日に何本も問い合わせが入るようになり、
売上げもどんどん伸びているそうです。
リーマンショックで行き詰まりかけた会社は、
見事に息を吹き返しました。
自社で企画開発した商品が売れて行く様子を見て、
社員さんたちもとても喜んでいるそうです。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちはお客様の声を聞いているでしょうか。
実際に会って、
商品を触りながら、
表情や声色の変化を感じながら、
「全身で」聞いているでしょうか?
商品を実際に作っている人が、
実際に使っている人に聞くから、
微妙なニュアンスも理解できる。
その微妙なところに、
使いやすさやファンになるポイントが隠されていたりする。
神は細部に宿る、のです。
シンプルに、
お客様に聴き、
修正と工夫を加える。
この繰り返し。
誰でもできることだけど、
やり切っている人は少ない。
経営に秘策はありません。
シンプルなことをコツコツ繰り返すのみ。
応援しています。
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■編集後記
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今週のメルマガでは、
先日インタビューした安田製作所の安田社長のお話を書きました。
このインタビューの詳細は、
3月号のレイマックプレスにて紹介します。
4月号は、レイマックプレス初、現役大工さんにインタビューします。
どんなお話が聞けるか、
今からめちゃくちゃ楽しみです。
※レイマックプレスはレイマッククラブの会員に送る会報誌です。
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