2015/09/04
第542号【分かっていてくれる人】
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■「いいな」と思う人の特長
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自分がモノを買ったり、サービスを受けたとき、
そのときの店員さんや営業マンの中に、
「いいな」と思う人が、何人かいます。
いつも僕の髪を切ってくれる美容師の方もそんな一人です。
先日もその人のサービスを受けたのですが、
やはり「いいな」と思いました。
何がそう思わせるのか?
まず、技術が満足レベルを超えていることは大前提。
美容師さんであれば、
カットの技術がプロのレベルであることは重要。
その美容師さんは当然、技術的にとても上手なんです
専門技術に関しては、
とにかく、僕も含めて仕事人であれば全員、
仕事を辞めるその日まで、
毎日努力して高めていかなければならないことです。
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■ちゃんと分かってくれている人
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そしてお客様に「いいな」と思ってもらうために
必要なもう一つのこと。
それは「自分のことを分かっていてくれる」ことだ、
と思います。
例えば、
髪を切ってもらうシーンでいえば、
豊田さんは、
こういう顔(頭)の形だから、
こういう仕事をしているから、
こういう服を着ているから、
こういう雰囲気を持っているから、
今この季節だから、
「こういう髪型にした方がいいと思います」
と言ってくれるんですね。
こう言われると
自分のことを分かっていてくれているんだ、
とお客としては気持ちが満たされるのです。
美容師さん以外でも、
洋服屋さんの店員さん、
税理士の先生、
起業家の先輩など、
僕が個人的に信頼していて、
長期にわたってお付き合いさせて頂いている人はみな、
「あ、ちゃんと分かっていてくれている」
と思わせてくれる人たちです。
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■渇きを潤して欲しい
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つまり、どういうことか?
おそらく、
お客様との関係において、
「売る人と買う人」、
という関係ではなく、
「同じ方向を向いて、一緒に歩いてくれる人」
でいることが、
お客様にとってすごく嬉しいことなんですね。
自分のことを分かってくれて(共感してくれて)、
目標を共有してくれる人。
そういう人に僕たちは惹かれ、
信頼を置き、
またこの人から買いたいと思うのだと思います。
自分のことをちゃんと分かって欲しい!
この現代人の渇きともいえる欲求を潤してくれる人を
僕たちは求めているんですね。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕はコンサルティングという仕事の性格上、
お客様の内情にかなり深く入り込みます。
そして、出来るだけ深く理解するように努めます。
さらに、
その経営者の目標は何なのかを理解し、
それを達成するためにすべきことを考え、
優先順位をつけ、
実行できるように支援します。
そして実行した結果をもとに、
次の展開について考え、
さらなる前進を促します。
たとえ分からないことがあっても、
判断に迷うことがあっても、
「一緒に考える」
「一緒に迷う」
というステップを踏むことがとても重要だと思っています。
コンサルに限らず、
どんな仕事、どんな商売でも、
相手のことを理解し、
目標を共有することなしに、
お客様の信頼を得ることは難しいと思います。
お客様の「渇き」を潤すこと。
その「渇き」とは、
「分かってあげること」に他なりません。
そこに意識を集中してみると、
きっと良い成果が生まれると思います。
応援しています。
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■編集後記
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昨日は名古屋のJRタカシマヤで開かれた
「楽天うまいもの大会」に行きました。
一番人気の「干しいも(おいもや)」は大行列。
他の店舗も楽天市場が誇る人気店ばかりで、
会場は主婦層を中心にごった返していましたよ。
すごいパワーで、僕も元気をもらいました。
たまにああいうところに行ってみるのもいいですね。
いろんな面で気づきもありました。またシェアしますね。
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