2015/07/24
第536号【仕事は楽しいか?】
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■これ以上なにをすればいいの?
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先日、ある飲食店のオーナーと、
業績改善についてのミーティングをしました。
そのオーナー、
この道で10年以上も頑張ってきた方で、
お店に常連客もついています。
地元でも知る人ぞ知るお店として存在感もあります。
しかし、業績がついてこないことが、
オーナーの目下の不満です。
やれることは全部やってきたのに、
目標売上に達しないので、
イライラする毎日。
「もうこれ以上何をやればいいの?」
「これが俺の限界かもしれない」
こうつぶやきながら、
とても寂しそうな顔を僕に向けるのです。
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■楽しそうに仕事をしてみろ
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お客様のために一生懸命頑張っているのに、
お客様が増えない。
なぜか?
それは、頑張って仕事をしているけれど、
楽しそうに仕事をしていないからではないか?
それがお客様に伝わっている。
リーダーが楽しそうに仕事をすれば、
スタッフも楽しく仕事ができるはず。
それが店の雰囲気を作り、
お客様も明るい気持ちになる。
楽しそうに仕事をする人を見て、
好感を持つお客様も増えるはずです。
一生懸命に仕事をするのは当たり前。
それに加えて、
楽しく仕事をしてみよう。
それが壁を打ち破るきっかけになるかもしれない。
そんな話をしてきました。
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■楽しそうな人には引き寄せられる
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韓国にこんなことわざがあるそうです。
「天才は努力する人にかなわない。
努力する人は楽しむ人にかなわない」
80人以上の経営者や起業家にインタビューしてきて思うのは、
成功している人ほど、
本当に楽しそうに仕事をしている、
ということです。
もちろん仕事には厳しい面もたくさんあります。
だけどその中で、
仕事そのものを愛し、
仕事が出来ることに感謝し、
楽しそうに仕事をしている人は、
業績を伸ばししています。
やはりその楽しそうな雰囲気が部下を惹きつけ、
そしてお客様を惹き付けるんですよね。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕がまだ会社員だったころ、
世の中には若くしてITベンチャーで大成功する起業家がたくさん
現れました。
華々しい経歴が、マスコミにバンバン出て、
皆の羨望の的になっていました。
そういう起業家を見て、
僕は勝手に焦りを感じていました。
その焦りとは、
自分より年下の人間が、あっという間に成功し、
莫大な財産を築いていることへの、焦りです。
あんなすごい奴らに、どうやったって勝てないぞ、
と勝手に落ち込んでいたのを思い出します。
その時、僕が出した結論はこうです。
収入面でも社会的評価面でも、
自分は完全に彼らに負けている。
そんな自分が彼らに勝つ方法があるとすれば、
いや勝てないにしても引き分けには持ち込めそうな方法があるとすれば、
それは自分のやりたい仕事を楽しんでやること以外にはない。
やりたい仕事を、楽しみながらやる。そして実際に楽しい。
結局、これを実現できている人が、一番幸せなんじゃないか、と。
これができれば、年下のIT長者にだって、堂々と渡り合えそうです。
この世は「楽しんだもの勝ち」なんです。
楽しんでいる人には、誰も勝てない。
誰もその楽しさを侵すことはできない。
あなたは仕事を楽しんでいるか?
自分に問いかけてみてください。
そこに突き抜けるヒントがあるかもしれません。
応援しています。
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■編集後記
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梅雨が明けたと思ったら、
またまた台風が接近中とのこと。
何ごともないことを祈ります。
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