2014/06/20
第479号【腹をくくった人が手にするもの】
==============================
■5人の経営者と
==============================
昨日は、
朝9時から夕方5時半までに、
5人の経営者と各1時間半ずつのミーティングをしました。
それぞれ、テーマはバラバラ。
商品開発のこと、資金繰りのこと、
マーケティングのこと、
人材のこと、などなど・・。
会社が違えば、悩みも違う。
でも、皆さんギリギリのところで戦っていて、
会社を良くするために、
どんな小さなことでもいいからヒントが欲しい、
という思いは共通のものでした。
それにしてもこれだけ連続で、かつ濃いミーティングをすると、
心身ともヘトヘトになりますね。
==============================
■喫茶店経営者から技術系企業経営者へ
==============================
さて、
その中で1人、
面白い経歴の経営者さんがいらっしゃいました。
その人は、
もともとある大学のそばで喫茶店を経営していて、
客として来店する大学教授らと仲が良くなったそうです。
しかしある時、
喫茶店が入居しているビルが取り壊されることになり、
店を閉めることになりました。
どうしようかと悩んでいたところ、
教授から「仕事が無いなら、うちの会社を手伝ってくれ」と
頼まれて、
教授が設立した技術系企業の電話番をすることになったそうです。
それがきっかけで、
後に社長を任されることになり、
今では全国を飛び回って会社を切り盛りしています。
喫茶店オーナーから技術系企業の社長へ。
いやはや人生って、何があるか分かりませんね。
==============================
■目の前の仕事にコミットしているか
==============================
しかし、その社長と話していて、
あることが気にかかりました。
それは、
この社長さんが、その会社の代表者であるという自覚が薄い、
ということです。
知り合いの大学教授が作った会社であり、
自分は頼まれて社長をやっているだけなので、
当事者意識が若干弱いという印象を受けるのです。
つまり、この会社に人生をかけることに、コミットしていない。
しかし、コミットしていない経営者が、
満足のいく成果を達成することは難しい。
これは、先代から事業を引き継いだ2代目・3代目社長においても、
よく見られる傾向です。
この事業は自分が人生を賭けて取り組む事業だ、
と言い切れる人は、事業を伸ばします。
それを言い切れない経営者は、伸ばせない。
そういう傾向があるということは、
常日頃から感じています。
==============================
■自分レベルの視点で
==============================
自分レベルではどうでしょうか?
僕はもともと印刷会社の営業マンをしていました。
そこでは、良い上司に恵まれ、良い顧客に恵まれました。
しかし、営業成績がダントツで良かったか?
というと全然そうではない。
その理由はひとつ。
「印刷の仕事にコミットしていなかったから。」
だから、成績がブレイクしない。
しかし今、
コンサルティングの仕事については、
一生をかけてやるということにコミットしている。
だから、良い仕事がどんどん増え、
良い顧客やパートナー企業に巡り会えている。
かつ、仕事がすごく楽しく、エキサイティングに感じています。
腹をくくった人に、
人も仕事も惹きつけられる。
のではないか?
世の中は、そう出来ている。
のではないか?
そんな気がします。
みなさんはどう思いますか?
メールマガジンmail magazine
最近のメルマガentries
コンサルプランconsulting plan
情報発信information