2008/09/05
第177号【変わらぬ自分でいたいけど】
秋になったと思ったら、また蒸し暑くなってきた名古屋です。なん
となく体がだるかったりしますが、気合いれてメルマガ書いてます。
ということで、本日のメルマガをどうぞ!
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■いつ見てもおっちょこちょい
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直近のテレビ視聴率ランキングを見ると、マンガ部門の1位は「サザ
エさん」で、17.5%のダントツ。その他娯楽番組部門では「笑点」
が20.8%でこれまたダントツ(8月29日の日経MJ)。笑点は、
ちょっと意外でしたが。
この2つの番組の共通点は「いつ見ても変わらない」ことなんだと思い
ます。
例えば、言うまでもないですが、サザエさんでは登場人物は全く歳をと
らず、家族構成もご近所さんも学校の先生もずーっと同じです。キャラ
の設定も全くブレがなく、サザエさんは相変わらずおっちょこちょいだ
し、カツオのいたずら好き、マスオさんのいい人ぶりも全く変わりません。
一方、笑点はさすがにマンガと違い生身の人間なので歳をとったり、司
会者が変わったりしますが、テーマソングをはじめスタイルは一貫して
変わりなく、山田君はなぜか今も座布団を運び続けています(すごく
不思議ですけどね)。
この、「いつ見ても変わらない」ことが、視聴者に大きな安心感を与え、
その安心感が多くの人を和ませ、終わり行く休日(両番組とも日曜日の
夕方放送)のひとときに無くてはならない存在になっているのだと思い
ます。
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■変わらないネコとネズミ
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話は変わりますが、
劇団四季の「キャッツ」は今年で25年目をめぐるロングランだそう
です。今年の7月には公演回数が7000回を突破し、累計の観客動
員数は720万人を越えるとか。すごいですね。
キャッツは、俳優たちが舞台だけでなく観客席に入りこむ演出をして、
観客を物語の世界へ引き込む工夫をしたり、子供の観客がいたら俳優
たちは必ずタッチすることを義務付けられていたりするそうです。ま
た舞台上だけでなく、観客席にも装飾が施され、舞台と観客席が一体
化する工夫もされているそうです。
キャッツの全観客に占めるリピーターの割合は35%だそうです。
これは、先に紹介したような細かい努力あってのことだと思いますが、
プラス、キャッツという芝居の中に、「いつ見ても変わらぬ面白さ」
があるからだとも思います。この変わらない安心感があるからこそ、
この驚異のロングラン記録が生まれたのだと思います。
お客さんの中には全く新しい刺激を求めて新しいものを欲する層がい
る一方で、変わらぬものへの安心感を求めて同じものを何回もリピ
ートする層も一定の割合で確実に存在する、ということなんだと思い
ます。
ディズニーランドに何度でも通うボクの姪っ子は、まさに後者ですね。
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■おばあちゃんって安心する
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またまた話は変わりますが、
最近、自分のおじいちゃんやおばあちゃんの日常を聞きだし、ブログ
で紹介することが流行っているのだそうです。(9月4日日経夕刊)
また、自分のおじいちゃんを撮影して写真集を出す人なんかもいる
そうです。
そのブロガーたちは、
「世の中で何が起ころうとも、おばあちゃんだけは変わらない。そう思
うと元気づけられる」
といいます。変わらないおばあちゃんに安心するんです。
世界がWeb化し、情報があふれ過ぎている昨今。選択肢が増えすぎ
て、逆に選択がしづらくなっている社会。こういうめまぐるしく、
いつも何かに追い立てられている世の中にあって、「いつも変わらない
存在」というのは、ボクたちを勇気づけてくれます。
たまに実家に帰って、真夏に相変わらずエアコンもつけずにいる両親
を見ると、「しょうがねえな」と思いつつ、ほっと和んでいる自分が
いることに気づきます。
これもきっと、変わらない両親に安心しているのだと思います。
(暑くて泊まれませんけどね)
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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?
人間は何を目的に生きているのか?という問いに対し、京セラの稲盛
さんは、「昨日よりも少しでもマシな人間になるため」といいました。
つまり、少しずつでいいから、変わりなさい、ということです。
少しでもマシな人間に変わってから、死んでいけ、ということです。
昨日より少しでもマシな人間になりたい。しかししかし、本来自分が
持っている「生まれつきの良さ」みたいなもの(上手く言えないが)
は変えたくない。
親や兄弟や昔の友人に久しぶりに会った時に、「変わらぬ安心感」を
与えられる自分でありたいとも思う。
変わりたいし、変わりたくない。
人間は複雑だな、と思います。
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■編集後記
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新聞社に勤めている知り合いに薦められて、そこの新聞を1ヶ月だけ
とることになりました。なので、最近は毎朝4紙がドサーっと届けら
れるのですが、その分厚さときたらスゴイです!土日はチラシが増え
るのでさらにスゴイことになります。配達員さんは、2つに分けて
マンションのポストから投げ込んできます。何となく投げやりに見える
のは気のせいでしょうか?古紙回収時も大変です。重たくて。
(第177号終わり)
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