2013/03/15
第413号【脳に質問を投げ込んでおく】
◎今週のメルマガ 【脳に質問を投げ込んでおく】 ============================== ■数学の問題を脳に入れていた女子マネージャー ============================== 愛される会社プロジェクトの会報誌、『レイマックプレス』では、 毎月1人の経営者にたっぷり2時間インタビューし、4ページに 渡って掲載しています。 以前、このインタビューに登場して頂いたWEB制作会社、 アイプレスの野田亜友弓社長は、高校時代、 マネージャーがやりたくて野球部に入部したそうです。 入部して、実際にマネージャーをやり始めたところ、 人のお世話をするこの仕事に 自分が全く向いてないことに気付いたそうです。 でも何事も途中で放り出したくない野田さんは、 マネージャーを辞めるつもりはない。 そこで、 野球部の練習前に数学の問題を一問だけ頭の中に入れておき、 バッティングマシンにボールを入れながら、 頭の中でずーっと数学の問題を解いていたそうです。 傍目には一生懸命に仕事をしているように見えて、 実は頭の中は別のことを考えている・・。 一歩間違えばケガをしてしまいそうですが、 時間を有効に使いたいという思いが、 こういう行動に野田さんを導いたのでしょうね。 ============================== ■脳は考え続ける ============================== 人間の脳って、 質問を入れておくと、四六時中ずーっと考え続けてくれて、 ある瞬間にその答をポン、と出してくれる、本当にすごいものだと思います。 レイマックプレスでインタビューした株式会社ティアの冨安社長も、 そんな脳の特性を活かして人生の舵取りをしてきた人です。 冨安社長は、幼稚園のころから両親やおばあちゃんから、 「人のために生きなさい。そういう仕事をみつけなさい」 と繰り返し繰り返し言われ、完全に脳に刷り込まれたそうです。 そしてそれを見つけるべく中学、高校と過ごすのですが、 そう簡単には見つからない。 そしてついに、大学入学直前の春休みに、その答が見つかります。 たまたま紹介された葬儀のアルバイトをしたときのことです。 遺族たちが涙ながらに葬儀社の担当者にお礼を言っている。 お金をもらいながら、お客様にすごく感謝されるこの仕事は、一体なんだ。 このシーンを見て、冨安社長は これこそ自分が探していた「人のために生きる仕事」だ と悟ったのだそうです。 そしてすぐに大学に走り、 まだ入学式もしていない大学を「退学」する手続きをし、 その葬儀社に入社したのです。 頭の中に質問が刷り込まれていたからこそ、 その仕事に出会った瞬間に「これこそ天職だ」と気付くことができたんですね。 ※レイマックプレスの購読は https://www.raymac.jp/lp ============================== ■悩むのではなく考える、のだ ============================== これまたレイマックプレスでインタビューした 「まいあめ工房」の中村社長の話。 父親が経営する菓子問屋に入社したものの、 少子化に伴い菓子マーケットは縮小傾向で、業績も厳しかったそうです。 でも、そんな状況下でも、 「何とか勝ち残る方法があるはずだ、それは何か?」 という質問を脳にインプットし、ひたすら考え続けたそうです。 中村社長はこのときのことについて、 「悩んでいたわけではなく、考えていたのです。」 と表現していました。 考え続ければ、必ず答えは出るはずだ、と。 そしてついに、オーダーメードの企業販促用のあめをネット経由で 受注し、高利益率で販売する、 「まいあめ工房」というビジネスモデルの構築に成功しました。 今や、テレビ・新聞などのマスコミからも注目され、 順調に業績を伸ばしている注目企業へと育っているのです。 ※レイマックプレスの購読は https://www.raymac.jp/lp ============================== ■自分レベルの視点で ============================== 自分レベルではどうでしょうか? 僕は、考えないといけないことがたくさんあって、 頭の中がごちゃごちゃしているときは、 夜、ひとりでウォーキングをしに行きます。 家の周辺をグルグルと40分くらい歩き回ります。 歩いていると、不思議なことに自然に頭の中が整理され、 やるべきことの優先順位が明確に見えてくるんですね。 これも脳に、 「今、優先してやるべき重要なことは何か?」 という質問を投げ入れているからこそ、実現していることです。 自分の中で答を出さなくてはいけない問題が出てきたときは、 それを質問形式にして脳にインプットしておく。 そうすると、 脳は僕たちが遊んでいるときや寝ている時にも働き続けてくれて、 ある瞬間に答をポンと出してくれるのです。 どんなに忙しくても、質問を脳に入れておくことで、 非常に重要なヒントが得られる可能性が高まります。 忙しい人ほど、このやり方から得られる恩恵は大きいと思います。 ぜひ、トライしてみてくださいね。 応援しています! ============================== ■編集後記 ============================== クライアントであり、愛される会社プロジェクトの会員であり、 新しい友人でもある経営者が、事業拡大のために東京に引っ越すことになりました。 家族ごと引っ越す決意をしたことに、その意気込みの強さを感じます。 もうすぐ年度が変わり、春がやってきます。 自分の可能性を信じ、彼のように、果敢にチャレンジする春にしたい、 と思っています。 ※ 愛される会社プロジェクトの会報誌、レイマックプレスの無料 お試し購読ができます。毎月、さまざまな業種の経営者の起業体験を 読むことで、経営脳を育てることができます。是非一度お試しくだ さいませ。→ https://www.raymac.jp/lp
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