2011/02/25
第306号【共感からビジネスは始まる】
一昨日は愛される会社プロジェクトのセミナーでした。その様子を
ブログにアップしています。
http://ameblo.jp/raymac/entry-10811490708.html
※ブログは平日ほぼ毎日書いています。↓
http://ameblo.jp/raymac/
(連続306週間、無休で発行しています。セミナー終わって、ほっ)
◎今週のメルマガ 【共感からビジネスは始まる】
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■違いの違いが分からない
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どの商品も、どのサービスも似通ってしまって、違いがなくなって
しまうことを「コモディティ化」と言います。
コモディティ化した市場では、何とか他社との違いを出すために、
小さなことにこだわりすぎてしまう企業が頻出します。
売り手である企業はその違いを一生懸命アピールするのですが、買
う側はどこが違うのかさっぱり分からない。
「違い」に思えない違いをいくら追及しても、選ばれるほどインパ
クトを持つ差別化要因になりにくい。
だからコモディティ化市場では、別の切り口の差別化が必要になっ
てくるのです。
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■共感はあらゆるビジネスの基礎
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コモディティ化した市場においては、顧客との関係性(リレーション)
を強化し、それによって差別化する方法が重要になります。
特に中小企業にとっては非常に重要です。
その際にポイントになるのが、顧客と共感すること。
自分たちの考え方や価値感を顧客に伝え、「うん、そうだそうだ」と
思ってもらうこと、つまり共感してもらうことでライバルと差別化
するのです。
共感は、あらゆるビジネス戦略の基礎といってよいでしょう。なお
かつ、現代のコモディティ化した市場においてはますます重要にな
っていくと思います。
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■顧客に共感することから始まる
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先日訪問したクライアントの社長も、仕事において最も重要なこと
は、顧客と共感することだと社員に伝えているそうです。
自分が知らない分野のことに関して顧客から質問された時、あなた
ならどうするか。
専門外なので分かりませんと答えて、それとなしにその問合せから
逃げてしまったことはないでしょうか。
その社長は、その分野のことを自分なりに調べて理解した後、その
分野に詳しい知り合いを顧客に紹介するなどして、何とか顧客に期
待以上の価値を提供することにこだわることが重要だと言っていま
した。
その顧客に共感し、その人が何に困っているのかを敏感に感じ、そ
れを解決するために全力で取り組む。この姿勢が非常に重要なのだ
そうです。
こうすることの積み重ねが、次の発注につながるのです。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?
フェイスブックをはじめとするSNSも、「共感」がポイントにな
っていると思います。
自分と共感できる友達が「いいね!」と勧めている商品だから、き
っと自分も共感できるはず。
企業が一方的に宣伝広告している商品には共感しない。それよりも、
フェイスブック上で共感できる友人の意見を重視する。
だから企業側も、フェイスブックを活用したマーケティングに必死
に取り組んでいるのです。
どんなビジネスをするにしても、顧客との共感は欠かせません。
コモディティ化した市場においては、共感こそが差別化の重要な
キーになるのです。
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■編集後記
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一昨日のセミナーでは、新しい出会いや再会などがあって、とても
有意義な時間となりました。世間は狭いのではなく、必要な人に、
必要な時に出会っているのだと思います。一期一会。この出会いを
本当に丁寧に、大事にしていきたいと思います。
愛される会社プロジェクト→ https://raymac.jp/aip
(第306号終わり)
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