2010/12/10
第295号【お金をもらいながら成長する】
起業が恐くて、起業家の先人に体験を聞きに行った。その人数がも
うすぐ29人に迫ろうとしています。その29人の起業家の特長を
レポートするセミナーを開催します。12月21日に名古屋で。忘
年会も同時開催します。25名限定ですので、お早目にお申込みく
ださい。年内に一度お会いしましょう♪
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(連続295週間、無休で発行しています。年賀状つくらなきゃ!)
◎今週のメルマガ 【お金をもらいながら成長する】
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■餃子の王将のスキルアップ術
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餃子の王将の業績は、効率的な「セントラルキッチン方式」をや
め、各店舗で丁寧に調理して「手作り感」を出すようになってから
好転したと言われています。
しかし、ひとくちに「各店舗で調理する」と言っても、スタッフに
調理能力が無ければできません。長年のセントラルキッチン方式に
慣れてしまったスタッフを鍛え直す必要があったそうです。
そこで、月に2回、あるメニューを格安で提供する集客策を実施し、
来店客数を上げると同時に、一つのメニューが大量に注文される状
況を作り出したそうです。
こうなると、調理スタッフは同じメニューを大量に調理することに
なります。同じメニューを繰り返し作っていると、調理のスキルは
自然に上がっていくそうです。
格安メニューは毎月変わるので、月を追うごとに対応できるメニュー
は増えていく、ということです。
お客さんからお金をもらいながら(売上を増やしながら)、調理ス
キルを上げるという、王将らしい何とも面白い方策ですね。
(参考:残念な人の仕事の習慣 山崎将志 著)
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■新入社員の給料は「投資」である
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新卒社員もお金をもらいながら、仕事のやり方を学びます。
入社当初は、給料分の成果はほとんど出せず、毎日毎日学ぶことが
仕事のようなものです。
入社初日からハードな仕事を強いられるケースもあるでしょうが、
体は動かしていたとしても「成果」という面では給料に見合わない
ケースが多いはず。
会社側は将来生み出してくれる成果に期待して、お金を払いながら
仕事のやり方を教えているわけです。会社にとってスキルの低い新
入社員に払う給料は、ズバリ「投資」なのです。
「投資」である以上、期待されるリターンを生み出すべく仕事に取
り組む姿勢が、新入社員に求められるのは当然のことです。
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■「タダ」が一番始末が悪い
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先日、僕が仕事で関わっているカフェのオーナーのところに、「将来、
カフェを開きたいので、無給でいいので働かせて欲しい」という
女性が来ました。
「タダで人を使えるのならいい」、と思いがちですが、そのオーナー
は断りました。
「ウチで働きながら勉強するのは構わないが、働くのであれば、給
料は払います。もしくは“勉強”ととらえるのであれば、授業料を
もらいます。どちらにしろ、タダが一番良くない」
お金をもらいながら勉強するのであれば、そのお金分のプレッシャ
ーが本人にかかるし、お金を払って勉強させてもらうのであれば、損
にならないように一生懸命吸収しようとする。だから仕事に真剣に
取り組むから、WIN-WINの関係になれる。
どちらでもない「タダ」が一番始末が悪いのだそうです。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょうか?
僕がコンサルティングの初仕事を得た時、僕は全くのペーパードライ
バーでした。
それこそ、クライアントからお金を頂きながら、クライアントに
勉強させてもらっている状態です。
この時の僕は、自分で言うのも何ですが、本当に必死でした。
(もちろん今も必死ですが)
実力以上のお金を頂いているわけですから。相当なプレッシャーが
かかり、胃が痛かったことを思い出します。
でも、そのプレッシャーが自分を成長させてくれたことは間違いあ
りません。もし、「勉強させてもらうので、タダでいいです」とい
う契約にしていたら、あそこまで必死になれたかどうか分かりませ
ん。
お金を介在させることで、人はより真剣に物事に取り組める。
そういう気づきがありました。
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■編集後記
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昨日はとても頭が良くて切れる社長にコンサルティングのプレゼン
をしました。結構ドキドキしたのですが、気に入ってくれてホッと
しています。新しい企画も進みそうで楽しみです。今年もあと少し。
最後まで突っ走りましょうね♪
(第295号終わり)
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