2010/11/20
AKB48とマドンナの共通点とは?
2010年度のグッドデザイン賞大賞にダイソンのマルチエアプライアーが選ばれた。あの羽根の無い扇風機ですね。
この受賞はいいんですけど、面白いのはAKB48が金賞に選ばれたこと。
受賞理由は、コミュニケーション重視のコンセプト、社会を巻き込んだムーブメント拡大、今後の海外展開の期待などがあがったそうです。
プロデューサーの秋元さんが描いた広い意味での「デザイン力」が評価されたんですね。この受賞はデザインとはモノの意匠だけじゃなく、コト全体の企画・設計という意味もあるんだ、というメッセージなんだと思います。
AKB48のコンセプトは「会いにいけるアイドル」。秋葉原の専用劇場で頻繁に行なうライブ活動でファンとのコミュニケーションを重視しています。これが根強い人気の源泉です。
実は、同じようにアメリカのアーティストも“ライブ”を重視しています。
現在の音楽業界は、ネットでの音楽配信が進み、CDが売れなくなっています。デジタルコンテンツ化した曲は、どんどんフリーへ向かいつつあります。
そんな中、アメリカのベテランアーティストたちはアルバムを売って稼ぐというスタイルをやめ、ライブツアーで稼ぐスタイルに変貌しています。
その典型がマドンナ。
2008年の収入の大半はライブ活動によるもので、楽曲のセールスよりもはるかに多いのだとか。
それを裏付けるように、マドンナは所属元をレコード会社(ワーナー)から、コンサートプロモーション会社(ライブ・ネーション)へ移籍しています。
デジタルコンテンツ(曲)がフリー化していく世の中においては、
ライブこそ価値があるというメッセージなんだと思います。
史上最も成功した女性アーテイスト
(by ギネスブック)
テレビでもなく、CDでもなく、ネットでもなく、ライブで自分たちを輝かせる女たち。
今、ライブが重要だ。
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