2010/09/25
経営相談コーナー
豊田です。
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今日は、メルマガ、ブログ、小冊子、会報誌の読者様から頂いた経営相談にお答えしようと思います。
【Q.】
印刷業を行なっています。不安も多く、また売上もこの3年間は一向にあがってきません。仕事はやりがいがありますが、とても大変で、若い人が入ってきて、 はじめは楽しそうとか思って入社されますが、2年でやめる方も多く、そこが伸びていない要因の一つかと思っ たり、悩みは尽きません。とにかく、各スタッフにも役割を分担していき、実施しようと思 っていますが、本当にやってくれるのかどうか・・。豊田様はどう分析しますか?
【A】
内容を拝見したところ、
「会社の方向性は決まっているが、社員のモチベーションが いま一つ上がらず、経営者である自分と社員との間の温度差に戸惑いや焦りを感じている。」という様に読み取れましたが、いかがでしょうか。
HPを拝見しましたが、色々な工夫が見られ、パッと見では積極的に活動されているように見えますが、社内の雰囲気がそれに伴わない、という感じなのですね。
また、入社した人が短期で辞めてしまうのは、この会社で自分の将来像が見えないからかもしれません。
法人営業主体の印刷会社、プロダクションは、お客様から 直接「ありがとう」と言われることが少ないので、社員さんたちが「やりがい」を感じることが難しいことも予想できます。また、納期に振り回される仕事なの で、社員さんが毎日の業務で疲弊してしまっている恐れもあります。
社内の低モチベーションが問題であると仮定して、
・社員の不満要因の洗い出し、改善できることの実施
・権限と責任の一致、報酬面での透明性・公平性の確保
・会社のビジョンの再確認、再徹底
・コーチングスキルの活用
・会社内情報(財務状況など)の公開・共有
などの面からチェックする必要があると思います。
また、もう一つの考え方として、「売れればモチベーションは上がる」ということもありますので、売れる仕組み(買われる仕組み)を再点検し、社長が率先してガンガン売ることで社員のやる気を引き出すことも可能です。
売上を上げるのが先か、モチベーションを上げるのが先か、は議論されるところですが、現状、事実を正確に把握し、目標とする姿とのギャップを埋めていく作業が基本となります。
まずは、会社の中で何が起きているか、外で何が起きているかを社員さんと議論しながら明確にしていくことが大切と思いますが、 いかがでしょうか。
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