2008/11/14
第187号【目の前に差し出せ】
一昨日は神戸に行ってきました。ボクが主催する会(愛される会社
プロジェクト・略称愛P)が発行するレイマックプレスという会報
誌の取材で、株式会社ホロニック(http://www.hol-onic.co.jp/)
の長田社長にインタビューしてきたのです。同社は長田社長が起こ
したホテル再生・運営を行なう会社ですが、現在売上高が20億円で、
近いうちに上場を目指しているそうです。超ど級にスゴイ社長なんで
すが、めちゃくちゃ謙虚でボクのような者の取材依頼を快く引き受け
てくれて、しかも2時間近くお話してくれて・・・ほんと感謝です。
このインタビューは、1月号に掲載する予定です。興味のある方は、
愛P会員になると、毎月お届けいたしますのでよろしければ。詳しく
はこちらから→ https://raymac.jp/aip
ということで、本日のメルマガをどうぞ
(連続187週間、無休で発行しています!!なんか、暑い秋ですね)
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■目の前に無いと、買えない
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いくらおいしく、画期的な商品を作ったとしても、売り場に並べられ
なければ絶対に売れない。
これは、名古屋の飴問屋の社長さんが以前話していたことです。つまり、
どんな飴でも、チェーン化されたスーパーやコンビニに供給できるだけ
の生産能力がなければ、扱ってもらえない、というのです。
ですから、「おいしいか、どうか」という議論の前に、供給力があるか、
ないかというハードルがまずあるのだそうです。供給力がなければお店
に並べられませんので、絶対に売れることはない。お客の側から言えば、
目の前に無いものは買えないんですね、当たり前ですけど。
それで、この飴問屋の社長さんは小売店に卸す道を捨て、ネット直販
に切り替え、法人向けの販促用オーダーメード飴「マイあめ工房」とし
て売り出し、大成功したのだそうです。
インターネットを使って、画期的な商品をお客様の目の前に差し出
したんです。モノやサービスを売るためには、お客様の目に触れる
環境をつくることが、まずは大切なんですね。
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■あって当たり前
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目の前に無い商品は買えない、のと同じく、知らない商品は買えない
し、知らない会社からは買いたくない、というのがお客様の本心では
ないでしょうか。
ですから、まずはお客様に自社商品を知ってもらわなければいけませ
ん。そのためにホームページというツールを使うことは、現代の社会
においては至極当たり前のことと言えるでしょう。
インターネットの世帯普及率が8割を越す社会(2006年総務省調べ)
において、ホームページはむしろ当たり前のものになりつつあります。
いや、既になっていますよね?
しかし、驚くことにいまだ多くの企業にホームページが存在していな
いという事実があります。大手、中堅企業では当たり前のホームペー
ジが中小の企業では、全く当たり前じゃないのです。
先日、ある会社とのコラボでDM送付用のリスト作りをした時のこと
です。ヤフーの電話帳に載っている会社名で検索をかけ、ホームペー
ジを閲覧しようとしたのですが、およそ8~9割の会社にホームペー
ジがないのです。
正確に測ったわけではありませんが、感覚的にはそんな感じです。つ
まりほとんどの会社にホームページが無いのです。これには本当にビ
ックリしました。
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■
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ホームページを持たない会社の社長さんでも、調べ物をしたり、顧客
や取引先の会社を調べるためにインターネットを使っていることと思
います。なんせ普及率は8割超ですから。
自分は他社を調べるのに他社のホームページを閲覧するにもかかわら
ず、他社からは閲覧してもらえないとしたら、これをハンディキャッ
プと言わずに何と言えば良いのでしょう。
自分がキーワード検索して調べ物をするように、どこかの誰かもキー
ワードを入れて、あなたの会社を検索しようとしているのです。なの
にホームページがなかったら、見つけてもらえるわけがありません。
もちろん、知ってももらえないのです。
人間、知らないものは買えないし、知らない会社からは買えません。
買いたくたって買えないのです。
ホームページは今や名刺です。名刺を持っていない会社から買ってく
れと言われても、それは無理な話ですね。だって連絡先がわからない
んですから。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?
個人と個人のつきあいでも、ホームページやブログ、SNSなどの
ツールを介すことで、より深く相手を知ることができることがあり
ます。
昔からの友達や普段頻繁に顔を合わす友人でも、案外その人がどんな
仕事をしているのか、とかどんな思いでその仕事をしているのか、と
いったような深いところまで知らないことが多いですよね。
ボクもメルマガやホームページやブログをやっていますが、最初の頃
は、普段から友人関係のある「近い」人たちが一生懸命読んでいてく
れていました。
読んでくれたおかげで「あ、豊田君ってこういう仕事してるんだ」と
いうことを理解してもらうことができました。それがきっかけで、関
係がぐっと深くなったり、仕事につながったりするんです。
起業当初、ある仕事を紹介くれた方は、前から知っている人でしたが、
ボクのメルマガやホームページを読んでいてくれたので、ボクを信頼
して先方の社長に紹介してくれました。もしボクが情報発信していな
かったら、紹介のテーブルに乗れなかったと思います。知り合いに対
しても情報発信しておくことの大切さを痛感した出来事でした。
近くにいても、知らないことっていっぱいあるんです。近いからこそ、
あらためて聞けないことも、またあるんですよね。
ボクのメルマガもホームページもブログも、近くの人に支えられてい
ます。近くの人にこそ、しっかり情報発信することが大事だと思って
います。
インターネットは、世界につながっています。
しかし、隣近所にこそ、より深く強くつながっているような気がします。
情報発信は企業経営にも、個人事業にも、とても大事です。
さあインターネットを使って、あなたをお客様の目の前に差し出して
みましょう。
そこからがスタートなんです。
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■編集後記
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冒頭で紹介した株式会社ホロニックの長田社長は、売上20億円企業
の創業社長なのですが、ボクと同い年なんです(汗)。同世代が頑張
っている姿を目の当たりにして、気が引き締まりました。インタビュ
ーは本当に緊張したのですが、「豊田さんは話やすかった」と言われ
て、ホッとしました(ありがとうございます。恐縮です)。神戸見物
をすることなく速攻で名古屋に戻り、仕事をしました。何となくそう
したい気分だったんです(笑)。長田社長、ありがとうございました!
今年も残り少ないですが、最後まで頑張りましょう。ではまた来週。
(第187号終わり)
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