2010/11/04
リーガルのネット戦略
革靴大手のリーガルコーポレーションがネット通販に本格的に取り組むと発表しました。
今まで限定的だったネット上の商品ラインナップを、在庫のある全ての商品に拡げるそうです。
リーガルの主要顧客は40~50代。しかしこの層はどんどん高齢化し、購買力は弱くなる。そこで、若者にも顧客層を広げる狙いで、ネット通販を強化する戦略のようです。
靴をネットで買うとなると心配なのがサイズの問題。
自分のサイズを指定して買ったとしても、実際に履いてみたらしっくりこないというのは、靴ではよくあること。
リーガルのネット通販では、消費者のこんな不安を解消すべく、「10回まで無料でサイズ交換ができる」システムにしています。(但し、返品する際の送料は客負担。但し、現在はこの返品送料も無料サービス中)
靴を買うときって、必ず店員さんを呼び、サイズを出してもらってから試着します。当然、試着時も店員さんとマンツーマン状態になっているわけですから、客側からするとちょっと息苦しい感じがします。(店側からするとこのマンツーマン状態が購買を促進するのでしょうけど。)
こういう買い方を嫌う人は一定数いるわけで、とくに最近の若い人は店員さんとのマンツーマンのコミュニケーションを嫌がるのかもしれません。だとすると気楽に部屋で試着して、コーディネートする服を色々変えられる通販は“あり”なんでしょうね。
ネットを最大限活用せよ。たんにサイトの数を増やすような計画ではなく、いかにして事業を変革するかについての計画を提示してもらいたい。
(by ジャック・ウェルチ・GEの元CEO)
ネットの普及で消費者の行動は変わりました。
それにあわせて、事業のあり方も変革しなければなりません。
ネットを最大限活用して、事業を変革していく必要性は、僕たち中小企業者にとっても重要なことです。
やれることから、そしてできるだけ早く取り組んでみましょう。
応援してます!
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