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豊田礼人の基本的な考え方を
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2006/10/27

第80号【マネージャーに必要なことは?】

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■マネージャーの仕事
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マネージャー(管理職)の仕事の最重要事項は、組織をまとめあげて
目に見える結果を出すことに尽きます。

もし結果を出すための具体的手順が分かっていればそれを部下に提示し、
正しく、スケジュールどおりに行われているかどうかをチェックして
いきます。進行や方向性に問題があれば原因を抽出し、解決策を考え
ます。

しかし、いくら正しい方法が分かっていたとしても、上から下へ指示
を出すだけでは、大抵の場合は失敗します。最初は結果が出たとして
も、長続きすることは少ないようです。部下が主体的に動くようなマ
ネジメントをしなければ、いつか壁に突き当たる時が来るのです。

私のクライアント先でも、経営層が正しい道筋を示せているのに、社員
がサラリーマン的「やらされ感」を持っているために、なかなか改革が
進まないという事例が時々あります。

「素晴らしい方法」もやらされていると思った瞬間、「面倒なこと」に
なり下がるのです。

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■キーワードは「納得性」
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では、社員に主体的に動いてもらうにはどうすれば良いのでしょうか。
それには色々な方法があると思いますが、私は社員の「納得性」が
一つのキーワードになると思います。つまり、頭で「良い方法だ」と
理解していても、納得して「心」に落ちていないと人は動かないとい
うことです。

このことを考えるにあたって、プレーヤーとしての実績があるマネー
ジャーと実績が無いマネージャーを例にとってみましょう。

プレーヤーとして実績を積んだマネージャーの言うことには従うという
部下は多いと思います。名プレーヤーは名コーチにあらずというのは
よく言われることですが、プレーヤーとして高い実績を持つ人には
不思議と説得力があるので、何となく納得感を抱いてしまうのです。

しかしこういう人の場合、必ずしも「今通用する正しい方法」を提示
できるとは限らないので、部下の「納得性」を勝ち得ているにもかか
わらず結果はなかなか出ません。サッカーのジーコ監督はまさにこの
タイプではないでしょうか。

一方でプレーヤーとしての実績は低くても、「正しい方法」を出せる
マネージャーもいます。しかしこの場合は、方法は理解できるが、そ
の方法を提案している人物を理解できないために、部下の「納得性」
が得られず、結果が伴わない可能性が高いのも事実です。トルシエ監
督がこのタイプだったと思います。

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■自分レベルの視点で
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マネージャーとしては、できれば「正しい方法」を提示できる能力を
持っていることが期待されます。正しい方法が示せず、部下のやりた
いようにやらせていては、一見主体性があるように見えるものの、エ
ネルギーが分散してしまい、成果には結びつきません。トルシエ氏の
やり方は好きではありませんでしたが、この点でジーコよりは幾分まし
だったと思います。

正しい方法を提示するためには、過去の経験のみに頼らず、様々な方
法論を学び、研究していくことが欠かせません。多くの人の意見(部下
も含めて)を聞き、メディアから絶えず情報を吸収する努力も必要です。

更に人間力を高めることも必要です。結局、部下に聞く耳を持たせ、
主体性を発揮させるためには、マネージャーの人柄やあふれんばかり
の情熱によるところが大きかった、という事例はとても多いのです。
抽象論ですが、笑顔の無い人の言うことは、人はなかなか聞かないも
のです。

いくら良いアイデアも、しかめっ面や無気質な表情で提案されては、
やろうという気にはなれないものです。

落合監督は優れた頭脳を持った監督だと思います。きっと頭が良いの
だと思います。

ただ、笑顔を全く見せない人だな~とも思いました。真剣勝負の最中
に笑えとはいいませんが、「躍動感」みたいなものは感じられません。

監督ではないですが、日本ハムの精神的支柱ともいえる新庄選手が
絶えず笑顔でプレーしていたのとは好対照でした。

マネージャーにとって必要なことは、「正しい方法の提示」と
「笑顔」である。

これが最近私が痛感していることなのです。

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■編集後記
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名古屋で仕事をしているので、できればドラゴンズに日本一になって
欲しかったのですが、残念でした。コンサルタントも実績が出ないと
契約解除になりますので、ドラゴンズの追い風に多少期待していたの
ですが・・・(^^;)。外部要因に頼らず、実力で勝負しなくちゃ、
と思った秋の夜でした。

(第80号終わり)

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