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豊田礼人の基本的な考え方を
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2006/09/29

第76号【自社ブランドを買え】

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■自分なら、どう思うか
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「まずは、自分で体験してみる。」

千葉よみうりカントリークラブは、このことの重要性に気づいたので
す。

つまり、こういうことです。

当クラブが9月下旬に従業員コンペを開催したとき、参加70人のう
ち、ゴルフ初心者と未経験者が35人を占めました。
(2006年9月28日付け 日経夕刊より)

まず従業員がゴルフの楽しさを実体験として知らなければ、お客様の
気持ちを理解することは難しい。当然どんなゴルフ場であればお客様が
喜ぶのかも、分かりません。まずは自分で体験してみることが大切な
のです。

その上で、自分が客だったら、このゴルフ場に来るか?と自問してみ
る。もし「来ない」と思ったならば、「では、どうすれば来るか?」
というふうに質問に変え、どんどん掘り下げていき、改善策を明確に
していくのです。

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■自分では、買うか?
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自分が客だったら、この会社の商品を買うか?

この問いを、あるコンサル先の従業員に対してぶつけてみました。

すると、9割の人が「買わない」と答えました。これには、正直驚き
ました。自分たちが作って、販売している商品を、ほとんどの人が買
わないと思っている。

これは本当に悲しい事態です。これでは、お客様に自信をもって勧め
ることはできていないでしょう。お客様にも伝わらないはずです。当
然売れるはずもありません。

この結果に経営層の方は怒っていましたが、「じゃあ、どう変われば
買うの?」ということを真剣に考えていかなければ何も変わりません。

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■ブランドへの愛情
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レクサスが開業するに先立って、接客を行う社員をサーキットに集め、
レクサス車を実際に運転してみる、という試みをしている場面をニュ
ースでみました。

これも、自分たちが売る商品を実際に体験し、愛情をもってお客様に
勧めることの重要性を認識しているからに他ありません。

ブランドを生かすも殺すも結局は、そこに携わる人々が強い信念や夢
をもって守っていこうとするかどうかにあります。そこに関与する人々
が信じていないブランドに誰がロイヤルティなど持つでしょうか。
(参考:ブランドマネジメントのすすめ方 博報堂ブランドコンサル
ティング 著)

ブランドの良さやコンセプトを社内の人々の血となり肉となるように、
徹底的に浸透させ、社員ひとりひとりのブランドに即した実行によって
初めてブランドに対する外部の賞賛や支持が得られます。

自社ブランドを社員に体験させ、愛着を持つようにさせることは、経
営者にとって、非常に重要で緊急度の高いテーマなのです。

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■自分レベルの視点で
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学生時代にアルバイトをしていた定食屋で、はじめて「みそかつ」と
いうものを食べ、そのおいしさにビックリした思い出があります。

名古屋人なのに、それまで食べたことがなく、仕事のまかないとして
でてきたその名古屋名物にいたく感動したという体験です。

それからというもの、「オレのバイト先の定食屋のオヤジ、天才だぞ」
と友達に宣伝しまくりました。ほんとにおいしかったので、自然とこ
ういう表現になるのです。従業員にとって、自分のところの商品が良い
ということは、ものすごく嬉しいことなんですね。

たまたま、この前友人と話していたら、ある時期その定食屋に昼ごは
んを食べに通っていたらしく、「あそこのみそかつはうまい!」と言っ
ていました。15年の時を経ても「うまい!」といってもらえる強さ。
僕の舌は正しかった、と思うのと同時に、やっぱりあのオヤジ、すご
かったんだ、と改めて嬉しくなりました。

自分で自分の商品・サービスを買うか?
この極めて重大な質問に「イエス」と自信をもって答えられたとき、
あなたの会社にはお客様からの注文電話が殺到し、会社の外には長蛇
の列が、できていることでしょう。

それを実現するためにも、定期的にこの質問を繰り返してみることが
大切です。

絶対、効きますから。

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■編集後記
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本文で出てきた定食屋ですが、この前通りがかったら、もう無くな
っていました。お世話になったあの小さなお店のオヤジさん、もう引
退したのかな・・・と少しさびしくなりました。秋になるとなんとな
くさびしくなりますね・・・・。朝晩寒いので風邪など引かぬように
ご自愛ください。

(追伸)
メルマガ読者様の声をいただくことが、私にとって、何よりもの励み
です。皆様の声が励みとなって、来週も頑張ろうというエネルギーが
湧きます。どんな些細なことでも結構です。是非、あなた様の声を聞
かせてください。よろしくお願いします。
こちらから→info@raymac.jp

(第76号終わり)

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