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豊田礼人の基本的な考え方を
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2005/10/07

第25号 会社の寿命は何年か?

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■本日のテーマ:会社の寿命は何年か?
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業歴30年以上の企業の倒産比率が高まっているそうです。東京商工
リサーチの調べによると、今年上半期の企業倒産件数に占める「業歴
30年以上」の企業の比率は28.6%。10年前に約10%だった
ので、実に2倍強に上昇しています。

これは、業歴の長い老舗が時代についていけなくなった挙句の結末で
あると言われています。IT化の進展などによって経営環境が大きく変
わったのにも拘らず、戦略の転換や見直しをしなかったツケがまわって
くるのでしょう。

2005年だけでも、本間ゴルフ、シンコーなどの業歴30年以上の
起業の大型倒産が相次ぎました。

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■死の谷
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企業倒産の件数は業歴に応じて2つの山があるそうです。一つの山は先
ほどの業歴30年を超えた時期。もう一つの山は、起業から7年目の時
期だそうです。

7年目というのは「死の谷」として知られ、創業時の取引関係をその
まま軌道に乗せることができたか、などが企業存続の分かれ目になり
ます。

この谷を乗り越えるのが、起業家の一つの目安となります。乗り越え
られれば、新たな成長期に入り、安定期へと順調に進んでいく道が見
えてきますが、谷越えに手間取ると、経営基盤がまだ弱いことから
一気に業績が悪化することもあるのです。

この説に基づくと、ITバブル期に創業した数々のベンチャー企業は
ここ2~3年が正念場ともいえそうです。個人情報の流出などでマス
コミに登場するIT企業が目立ちますが、それらも一つの試練なのか
もしれません。

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■自分レベルの視点で
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サラリーマンでたとえると、入社して7年というと29歳くらいです。
ちょうどこの時期が、サラリーマンの死の谷といえるかもしれません。

30歳を前にして、このまま今の仕事を続けていいのかどうか迷う時期
です。晩婚化が進む現代では、この年齢では未婚の人も多く、結婚とい
う問題も絡んできます。

結婚相手を安心させるために、安定した今の会社にいるべきか。それと
も、もっと違う道に進むために思い切って転職するか。私も大いに悩み
ました。

ここで悩まず、すんなりとやり過ごすことができた人は、そのまましば
らくは安定したサラリーマン生活を送るのでしょう。しかし、山はもう
一つあるのです。30年目の山です。

大卒入社で30年というと52歳。ここで自分が価値ある存在になって
いるかどうかは大きな問題です。自分の強みが明確になっていて、かつ
その時点での環境において通用するかどうかが非常に重要になります。

よく耳にするのが、7年目を超えたあたりから固まり始める自分のス
タイルでの成功体験から離れられず、30年経ってもそのスタイルに
固執してしまう人たちの例です。こういう人たちは、定年までの数年間
つらい時期を過ごす可能性があります。

だからといって、今のうちから30年後に必要とされる能力を予想し、
計画的に習得していくことはなかなか困難な作業です。環境変化はどんな
形でいつやってくるのか予測が難しいからです。

ですから、どんな環境変化にも柔軟に対応できる思考の柔軟さと、その
場で情報を収集し、自分の意見を論理的に説明できるコミュニケーション
力がとても重要になる気がします。

50歳を超えても柔軟な脳みそを持っている人は、外見も若々しく、
かつ若い人の意見もキチンと聞ける、高いコミュニケーション力を持
った人が多いと思います。

外部の情報を正確に聞き、把握する。
その情報と自分の経験をすり合わせ、オリジナリティのある意見を
出せる人。

ソウイウ人ニ私ハナリタイ(祈)。

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■もう一言
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今週末はF1日本グランプリです。これは自動車レースの最高峰である
のと同時に、世界の企業が色々な形で終結する場でもあります。マシン
に貼ってあるスポンサー企業の業種を探るだけでも、世界経済の動きが
垣間見れます。タバコメーカーに代わる新たなトレンドは何になるのか。
そういう視点から見ても楽しめます。琢磨もガンバレ!!

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