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2007/05/04

第107号【日本一のソフトクリーム】

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■連休は山梨県へ
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連休を利用して山梨県に行ってきました。

小淵沢で一泊した後、北杜市の「美し森」という人気ビューポイント
に行きました。

駐車場に車を止めて、20分くらい坂道を登ると、標高1542メー
トルの展望台に到着します。

そこからは清里高原や、雪がまだ残る八ヶ岳などの山々が、本当に素
晴らしく、そして迫力でもって迫ってきます。

機会があったらまた行きたい、オススメポイントです。

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■日本一のソフトクリーム
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20分の坂道と書きましたが、10キログラムの重り(息子)を背負
ってのことですから、実際はかなりきつい道のりです。歩き始めてす
ぐに息切れがしてきました。

「きついな~」と思いながら、ふと目をやると、坂道のワキに魅力的
な看板が立っています。

「日本一おいしいソフトクリーム 頂上にあります」

これが10メートル置きに立っているのです。肉体的な苦しさに耐えて
いる中、頭の中にこの「日本一おいしいソフトクリーム」が完全にイン
プットされました。

「この苦しみを乗り切ったら、自分にご褒美をあげよう・・」

頂上についたら、景色を見ることもほどほどに、売店に駆け込みまし
た。

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■売店のマーケティング戦略
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この売店の視点でみると、この観光地に来るお客さんの数をコントロ
ールすることはできませんが、頂上に競合店は無いので、登りきった
人の中でソフトクリームを食べたいと思った人がいたら、100%取
り込めます。シェア100%です。

ですから、この売店にとっては、登ってきた客をいかに「ソフトクリ
ーム食べたい状態」にするかが勝負です。100人来たら、できれば
100人全員にソフトクリームを売りたいのです。

そこで、あの10メートル置きの「看板作戦」になったのです。この
看板、景観は確実に壊しています(笑)が、お客さんの頭の中に「日
本一のソフトクリーム」を刻み込むことには成功しています。

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■マーケティングの視点で
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マーケティングとは、見込み客のマインド、つまり頭の中にブランド
を築き上げることである、とアル・ライズ/ローラ・ライズは著書「
ブランディング22の法則」の中で述べています。

どんな方法でやるにしろ、お客さんの頭の中にブランドが刻み込むこ
とに成功すれば、高い確率で購入して頂けることができます。

そこには押せ押せの「営業」は不要です。ブランディングに成功すれば
商品やサービスをユーザーに事前販売することができるし、価格競争
とも無縁です。(あの看板はある意味押せ押せですが)

20分の坂道を登る過程で、その売店は僕にソフトクリームを「事前販
売」することに成功しました。頂上に着いた僕は10キログラムの重り
を妻に放り投げ、千円札を握り締めて店に飛び込み、値段も聞かずに
「日本一」を買いました。

味は、とてもまろやかにして濃厚で、とてもおいしかったです。

とにもかくにも「日本一」と自分で言い切った潔さに、今回は負けま
した(^^;)

ブランディングとコピーライティングの勝利ですね。

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■編集後記
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森の中のカフェでお茶しようと思い、3時ごろあるお店に入りました。
その僕たちに店長らしき人が一言、「営業は3時までですが、3時半ま
でいいですよ」。これ非常に嫌味っぽく言うのです。カフェで時間気に
しながらお茶飲むも嫌だな~と思ったので、入らずに帰りました。観光
地のお店って、一見のお客さんが多いから、対応も「ぞんざい」になる
のでしょうか・・。しかもカフェの営業が3時までっていうのも「?」
でした。あの店長さんはこの出来事を覚えていないでしょうが、お客
である僕たちはいつまでも覚えちゃっています。また小淵沢には行くで
しょうが、あの店には2度と行かないでしょう。自分視点に置き換えて、
「顧客の気持ち」を汲むことの重要性を再認識した出来事でした。

(第107号終わり)

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