2025/04/21
東京での研修のお仕事。学びを与えたつもりが、反対にもらっている。
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田礼人(とよたあやと)です。
先週金曜日は東京での研修講師のお仕事。印刷業界団体様の主催で、テーマは『問題解決』。印刷会社の経営者、幹部、一般社員の方、合計50名ほどにお集まりいただきました。
こちらの団体様の研修会では昨年に続いて2回目の登壇。今日もしっかり準備して、満足して頂けるように、全力で挑みました。
業界全体が構造的に利益が出ない状況の中、印刷会社が今後も生き延びるために、単なる待ちの営業スタイルではなく、いかに顧客に価値を提案していけるかどうかが鍵になります。価値を提供できない会社に利益は回って来ず、そういう会社はいずれ淘汰を避けられなくなります。
顧客へ提供できる価値の源は、「顧客の問題解決」にあります。そして重要なのは、その“解決すべき問題”をいかに発見できるかという点です。問題が明確であれば、あとはそれを解決すればいい。しかし、そもそも何が問題かが分からなければ、解決しようがなく、価値を提供することもできません。多くの印刷会社は、顧客の問題に目を向けることなく、依頼された仕事をこなしているだけ――そんな仕事のし方に終始しているのではないでしょうか。今回の研修では、「顧客の問題は何か?」にフォーカスし、皆さんに深く考えてもらいました。
この研修で最も伝えたかったことは、「問題が見えていない会社は、いくら頑張っても価値を生み出せない。だから顧客の問題を見つけよう」ということです。
さてさて。グループディスカッションのあとは、各自で発表してもらいます。総時間4時間半。お疲れ様でした、お互いに。
研修後の懇親会では、参加した若者たちからとてもポジティブなフィードバックがあり、「すぐに研修の内容を活かしてチャレンジしてみたい」「会社の同僚と共有したい」との言葉を頂きました。嬉しい限りです。
セミナーや研修の講師をしていつも思うのですが、参加者に少しでも学びや成長のきっかけになって欲しいと取り組むのですが、結局自分が一番学ばせてもらい、成長させてもらっているんじゃないかな、ということ。
研修の構成を考えるところから始まり、なぜそのテーマが設定されたのかを考え、何をどういう順番で話せばより参加者に伝わりやすいのか?どんなワークを計画すれば、グループでの議論が活性化するのか?などについて考え続けます。
そして研修本番、自分が想定した通りに参加者に届いているか、どんな反応をするか、どんな感想を持つか、何を持ち帰ってもらえるか。自分で立てた仮説の正否がどんどんクリアになり、とても勉強になります。この一連の流れの中で、自分自身に問い続け、答えを探し続けるプロセスが、とても自分の成長に対して有意義だと感じます。
与えているようで、実はもらっている。
今日もバリューを出せたかな。
お疲れさまでした。
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