2024/11/26
自己破産によって守られるもの、失うもの
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。
最近、それぞれ異なる業種のクライアント2社との打ち合わせの中で「自己破産」というワードが偶然にも出てきました。
クライアントA社では、仕入れ先であるX社の商品に問題があり、その処理のプロセスで、X社の社長が高齢とメンタル不調で事業継続の意思が衰退していることが分かりました。さらに、金融機関からの借り入れがあり、これを返済する術がない。今回の問題でA社も取引を続けることが難しくなりました。X社の社長が今後さらに困窮することは目に見えてます。
そんな中で、A社の幹部さんは、X社と仕事面でのつながりは今回の件で切れるけど、今までのご縁もあるし、X社の社長に変な考えを起こされても困るので、自己破産というやり方もあるよと伝えたいと思いました。それで、自己破産のやり方のあらましについて、僕に相談してきました。
自己破産手続きの支援については弁護士の領域。僕の専門外です。無料で弁護士に相談できる法テラスなどの機関を紹介し、おおまかな進め方だけ伝えました。あとは本人次第ですが、せめて必要な情報だけでも教えてあげたいというのが幹部さんの気持ちでした。
また、別のクライアントでは、その会社の社長が保有している店舗物件を人に貸していたのですが、その借主が業績不振のため事業継続が難しくなり、とはいえ当該社長から貸し付けているお金や、店舗内装の原状復帰にかかる費用の返済が不能となる事態になりました。
そして借主は「自己破産する」と宣言しているようです。これにより、数百万円が回収できなくなり、社長は頭を抱えていました。しかし、どうすることもできず、受け入れるしかありません。
自己破産をする側の事情、それによって債権が回収不能になる側の気持ち。
法的に認められている方法であるとはいえ、いろいろと考えさせられました。
今日も、お疲れさまでした。
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