名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2022/08/07

モノは余っているけど「意味」が欠乏している時代に、あなたは何をどう売るのか?

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。

 

 

 

今日は【商品を買う時の”意味”】について考えてみます。

 

 

◆意味が必要な時代

 

 

「意味」が大事な時代になってきているみたいです。(参考「ニュータイプの時代」山口周著)

 

 

 

モノが余っている時代。だから売にくい。イイモノなんだけど、他でも似たようなものがある。取り立てて今必要でもない。だから買わない。現代の人は購買に「意味」を求めています。この商品を買う意味は何か?私が買う意味は?あなたから買う意味は?

 

 

 

モノは余っているけど意味が欠乏している時代。だから人々は意味あるものに惹かるのだ、と。

 

 

 

◆高級車に乗る意味

 

 

フェラーリが売ている。(ちょっと古いデータですが)2019年4月から6月で前年比で売上が9%増。純益で14%増だそうです。車が売ない時代。だけどフェラーリは売ている。なぜか?

 

 

 

そこに意味があるからなんじゃないか。一般道を移動するだけなら軽自動車でもいい。狭くて混雑な道では、かえってフェラーリなんて邪魔なだけ。だけどある層の人たちにとっては、フェラーリを所有し、フェラーリに乗ることに意味がある。そのためになら、大衆車の10倍の価格でも惜しくない。

 

 

 

皆さんにもそういう商品やサービスがあるかもしません。私にとってこを買うことは意味がある。こじゃなきゃダメなんですという商品が。その時、
価格のことは二の次になっているはず。ここに、令和時代の商売のヒントがあると思います。

 

 

◆働く意味

 

 

働くことにも意味が必要です。なぜ私はこの会社で働くのか?なぜこの仕事をするのか?そこに意味を感じないと、人は働く意欲を減らしてしまいます。米ギャラップ社の調査によると、日本の会社員の実に70%は「やる気がない」という結果が出たそうです。「139カ国中132位と最下位クラス」(2017年5月26日付『日本経済新聞』)だそうです。

 

 

もしこが本当ならば、日本の生産性が低いのも仕方がない。こを改善するための一つの方法が、仕事に「意味」を持たせることなんじゃないか、と思います。

 

 

自社の仕事に意味付けをする。人手不足の今、こ、経営者の重要な仕事であることは間違いありません。

 

 

◆自分レベルの視点で

 

 

自分レベルではいかがでしょうか?あなたが売っている商品には、「意味」がありますか?

 

 

 

お客様が買う際に「意味」を感じてもらえていますか?あるいは、あなたの会社(店)から買う意味、さらには「あなたから買う意味」をお客様に感じてもらえていますか?

 

 

モノが売ず、業績下降で苦しむ会社が増えていますが、こういうことを考えて来なかった会社は、今後はますます苦しくなると思わます。

 

 

 

商品やサービスに意味付けをできる会社は、社員に対しても働く意味付けをしやすいと思います。意味ある商品を売る行為は、とても意味を感じる仕事なんじゃないかな。そんな風に思います。

 

 

ぜひ考えてみてください。

 

 

応援しています。

 

 

 

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