2022/07/01
実験実験と試していたら大企業から問い合わせが来てビックリした件
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。
今日は【大量に試して、うまくいったものを残す】について考えてみましょう。
◆コンサルティングあるある
コンサルティングをしている時の「あるある」のひとつに、「効率的に新規客を獲得する方法を教えてほしい」とか「すぐに売上が増える方法を教えて欲しい」と相手から言われちゃう、
いうものがあります。
その人たちは、「コンサルタントなんだから、そういうウルトラ級の技を持っているんでしょ?手っ取り早くそれを教えてほしい」という。気持ちは分かりますが、そんな方法なんてないんですよ。(すみません)
唯一あるとすれば、「簡単に儲かる方法なんてない」と理解し、失敗を恐れず可能性があるものに大量にチャレンジし続けること、です。つまり「すぐに儲けたい」という気持ちを捨てることこそ、唯一の「儲かる道」なんですよね、ということです。(なんだか禅の問答みたいですね)
◆大量に試して、うまくいったものを残す
世の中の成功している企業は、すぐに結果を求めずに、大量に「試す」ことを重視しています。泣く子も黙るGAFAの一角、アマゾンの成功の裏には「試す力」があったと言われています。日の目を見ている事業の背後には、大量の「失敗」があった、と。
ポストイットで有名な3M(スリーエム)の社是は、「試してみよう、なるべく早く」だそうです。
世界的名著「ビジョナリーカンパニー」の著者、ジム・コリンズ氏は、成功している企業に共通することは、「大量に試して、うまくいったものを残す」ということだそうです。たくさん試すという、一見非効率的なことに、成功のきっかけが潜んでいるのだ、と偉大な人たちは口を揃えて言うわけです。
◆試すコストは下がっている
実行する前に、入念に準備する。あれこれ納得いくまで調べる・・・。これはこれで意味はありますが、調べてばかりで、なかなか始めようとしない人に、時々出会います。で、何も変わらないまま時間だけが経つ・・・。(今年も半分、終わりました。)。僕の個人的な印象では、男性に多い。しかもどちらかというと高学歴の人。
現在は、「試すコスト」がすごく下がっている世の中。だから失敗してもそれほど損失が出ない。ゆえに、試さずにじっくり考えて損が出ないようにする、ということの意味が薄れてきているのです。それよりも「何もしないことのリスク」を知らなければいけません。
まず、失敗するとかっこ悪い、という思い込みを捨てることが大事、と思います。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?僕たちは大量に試し、うまくいったものを残す、ということを意識しているでしょうか?
僕は少し前から「印刷経営研究所」というサイトを立上げ、そこに記事をどんどん上げて、印刷会社の関係者に見てもらう、という取り組みをしています。https://insatsu-lab.com/
これは、業種特化型のサイトを作り、ゼロから記事を出し続け、お金をかけずに見込み客を集め、成約まで持っていく、というプロモーション策を「試して」いるのです。最初は全くアクセス数が増えませんでしたが、徐々に来訪者が増え始め、最近1件の成約を得ました。1件は商談中です。また日本を代表する広告会社の関連大企業から研修の依頼がきて、しっかり受注させて頂きました。
もう少し続けてノウハウをためた後、クライアント様にもシェアしていきたいと思っています。
最初はアクセスが増えず、問い合わせもない状態のころは、さすがに心が折れそうになりましたが、「これは実験なのだ」「僕が率先して試すのだ」と己に言い聞かせ、記事をアップしていました。少し報われました(笑)。とりあえずサイトの製作費はペイできたので、今後は少し緩めて、楽しく続けていきたいと思います。
皆さんもぜひ、いろいろと試してみてくださいね。「実験!実験!」が合言葉。
どれだけ得られたかよりも、どれだけ試したか、をKPI(重要業績評価指標)にして。
応援しています。
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