2020/09/15
基礎工事は済んだかい?
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【基礎工事は済んだかい?】です。
◆時間がかかって良かった
以前、過去に6年連続賞金女王を獲った不動裕理さんが、日経新聞のコラムで書いていました。
「初優勝までに時間がかかって良かった」と。
つまり、かんたんに勝つことが出来なくて良かった、と。
不動さんは初優勝までに4年かかったそうです。その歳月が自分の土台を作った「基礎工事期間」であり、我慢を覚えた時間でもあったそうです。
この期間があったからこそ、後の大活躍を支える技術と精神力が磨かれ、調子を落とした時にも腐らず、耐え忍ぶことができたのだ、と語ります。
◆人気は出るが・・・
最近の女子プロゴルフ界を見渡すと、アマチュア時代から活躍し、プロデビューするやいなや優勝し、軽々とシード権を獲得する選手がたくさんいます。
若い選手がどんどん出て来て活躍するので、見ている側は楽しく、それがこのスポーツの人気を高めている面もあります。
しかし、ちょっと歯車が狂うと立て直せず、我慢が出来ず、落ちて行ってしまう選手もいます。過去の活躍が嘘だったように低迷し、第一線から退出せざるを得ない選手も出てきています。
◆基礎工事期間に得たものは一生もの
仕事をしていると、必ず好不調の波がやってきます。
好調の時は良いですが、不調になったときに、いかに耐え、再び自分を立て直すことができるのか。ここが分かれ目です。
偉大な先人である不動さんは、自分を振り返り、「基礎工事期間」に自分の技術と忍耐力を鍛えておいてよかった、と言っています。
この期間にいる真っ最中は苦しいけど、後になって振り返ると、この期間こそが自分を強くし、それなくしては後の発展や息の長い活躍は成し得なかった、ということです。
基礎工事で得たものは一生もの、なのです。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではどうでしょうか?
僕たちは、基礎工事期間を経ているだろうか?
自分のスキルと忍耐力を鍛える時間をしっかりと取っただろうか?
誰しも苦労はしたくないし、瞬く間に成功し、アッと言う間に業績を伸ばし、「天才だね!」「さすがだね!」「すごいね!」と褒められたい。
伸び悩んでいるカッコ悪い自分を誰かに見られたくない。
しかし、真実はひとつ。
かんたんに手に入った果実は、かんたんに無くなります。
時間をかけてつかんだ果実は、なかなか無くなりません。
不動さんがつかんだ果実は、単なるゴルフの技術だけではなく、「何があってもあきらめないぞ」という強い気持ちだったのだと思います。
僕たちも基礎工事をしっかりやろう。
ダメになったときでも揺るがない土台をつくるために。
それに取り組んでいる姿こそ、地味だけど、本当は一番カッコイイのだと思います。
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