2020/09/07
まずいソーセージ
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【まずいソーセージ】です。
◆地元チームの降格危機
2年前のある土曜日、子供2人を連れてサッカーJ1リーグの「名古屋グランパス対北海道コンサドーレ札幌」を観戦しました。
会場の「パロマ瑞穂(みずほ)スタジアム」は、僕の家から電車で15分、駅から歩いて10分というナイスな場所にある、わが町のスタジアムです。
ただ、サッカー専用スタジアムではなく、陸上トラックがピッチを囲んでいるので、観客席からピッチまでが遠いのが残念なスタジアム。
試合はグランパスが1-2で負けて、J2降格の危機が迫ってきました。本当にやばい状況。
とはいえ、試合はそれなりに面白く、観客も盛り上がり、僕も子供たちも楽しめました。
◆成長がない
ただ、久しぶりに同スタジアムに行きましたが、相変わらず成長がないな~とややがっかり。
ハーフタイムにから揚げとフランクフルトソーセージを買いましたが、ウンザリするくらい行列で並ぶし、とにかく美味しくないんですよね。(特にソーセージ。←ビール好きはソーセージにうるさい)
まあイベント会場のフードなんてこんなもんだよ?と言われればそうかもしれないのですが、もうちょっと頑張ってほしいな、というのが客の本音。
市中価格よりも高いのは仕方ないとしても、スタジアム名物になるくらいのこだわりのメニューがあってもいいと思う。
から揚げもソーセージも、コンビニのほうが美味しいですもんね。
ファンは選択肢がないので、美味しくなくても買わざるを得ないのですが、プロとして、もっとファンを大事にして欲しいと思います。「文句言わずにこれ食っとけ!」っていうメッセージしか受け取れないんですよね。
◆僕たちは楽しみたい
ちょっと文句ばかりになってしまいましたが、例えば、ジャパネットの高田元社長が社長に就任したV・ファーレン長崎は、ファンサービスを強化し、入場者数を劇的に伸ばした、というニュースを以前見ました。
駅からスタジアムまでの距離が遠いというマイナス面を、その道程に屋台を出して縁日のような雰囲気にし、楽しみながら歩けるようにしたそうです。
こういうニュースを見ると、わが町のチームはどうなんだ・・・と思ってしまいます。(何も変化が無いように見える・・・)
長崎のスタジアムのから揚げやソーセージが美味しいかどうか分かりませんが、瑞穂のそれが旧態依然のままであることは、ちょっと残念ですね。
値段が少し上がるにしても、もっと美味しくしたほうが、満足度は絶対高まるはず!と思います。
だって僕たちはサッカーを見に来ただけじゃなく、休日を楽しみに来たわけですから。(ここ、大事)
「瑞穂のアレが食べたい」という動機が湧くような、そんな名物商品があれば、もっと僕たちは楽しくなります。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか。
僕たちは、忙しさにかまけて、顧客満足をアップさせるための新たなチャレンジや変化をサボっていないでしょうか。
ここをサボると、絶対に顧客は離れていきます。リピート客も、徐々に減っていきます。せっかく来てくれた新規客も定着しません。
現場に出て、お客様目線で商品やサービスをチェックしているか。(たとえば、グランパスの社長はあの行列に並んでソーセージを買って、食べたことがあるのか?)
顧客をマスで捉えていると、こういう部分が見えなくなり、効率化という「サボり」を犯し、ニーズを見逃し、顧客離れを招きます。
「人生は成長だ。成長が無ければ死ぬしかない」と言ったのはナイキ創業者のフィル・ナイト。
一ファンとしてグランパスの成長を望む。
僕自身も成長しよう。
ぜひあなたも。
応援しています。
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