2020/08/19
夜は考えるな
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【夜は考えるな】です。
◆スピードの岩木さんの話
以前、3Dデジタルコンテンツの制作などを手掛ける株式会社スピードの岩木勇一郎社長の講演会に参加しました。愛知県瀬戸市出身の方です。
バンドマンとしての自分に限界を感じ、早くから3Dデジタルコンテンツ制作の道に入った岩木氏。現在は会社経営をする一方で地元愛知県とも連携して、デジタル産業の活性化という命題にも取り組んでいるそうです
デジタルの世界の可能性、この分野でいかに日本が遅れているか、今、世の中でデジタルを軸に何が起きているか、ということを、専門家としての肌感覚でリアルに話して頂きました。
合わせて、自らの起業体験も臨場感たっぷりにお話しいただき、会場全体がぐいぐい引き込まれました。とても刺激的な講演会でした。
◆夜の魔力
岩木さんのお話の中にはたくさんのヒントや気づきがありました。その中で印象的だったことのひとつは、「深夜に経営のことは考えない」というお話。
夜遅くに経営のことを考え始めると、どんどんヘヴィになってきて、暗い方向へ考え始めてしまう。
夜にはそういう魔力がある。だから夜には考えない。
経営のことは昼間の明るいときに考えよう。そういうメッセージでした。
◆妻の教え
同じことを言っている人が身近にいました。僕の奥さんです。
奥さんはいつも子供たちに、「夜に明日の学校のことや嫌なことを考えないで。夜に考えるとどんどん暗くなるから。考えるなら朝になってからにしなさい」と言っています。
夜に何かを考え出すと、ろくな結論にならない。起こりもしないことをグルグル考え、勝手に暗くなって損している。だから夜にあれこれ考えるな。
この教えは僕も守っています。
夜は何も考えない。考えるなら楽しいことだけ。これ、結構いいです。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではどうでしょうか?
あなたは時に考えなくていいことまで考えて、勝手に暗い気持ちになり、憂鬱な顔をしていませんか?
特に、夜に考えすぎると、眠れなくなるという危険性も伴います。
これは自分自身にとっても良くないし、家族や同僚など周りに人にとっても迷惑ですね。「憂鬱な顔」をしていることは、社会的迷惑、というと言い過ぎでしょうか。おそらく生産性も低くなるでしょう。(僕も気をつけます)
僕は起業当時、事業の未来のことが心配で、夜、お風呂に入ると1時間近く出てこないことがよくありました。湯船に使ったままずーっと考えていたのです。あれをどーしよう、これをどーしよう、と。知らないうちに超長風呂(笑)。心配した家族が様子を見に来たものです。
しかし考え始めると、考えなくていいことまで考えてしまい、そこから抜け出せなくなることがあります。だから、夜はあまり考えないほうがいい。
しかし「何も考えない」というのは意外と難しいので、僕は、楽しいことを考えるようにしています。人間の脳って、一度に2つのことを考えられないですもんね。
今度の休みに温泉に行くことを考えながら、
資金繰りのことを同時に考えるのは無理ですから。
夜、仕事のことをあれこれ考え始めたことに気づいたら、すぐに楽しいことを考える。
この切り替えは訓練すればできるようになります。
僕も目下訓練中で、かなりできるようになってきました。ぜひ皆さんも。
応援しています。
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