2012/12/16
なぜJAはTPPに反対しているのか?
TPPに反対するJA。TPPに参加すれば国内農業が壊滅すると主張しています。
しかし、反対する最大の理由は農業保護ではなく、稼ぎ頭である共済事業を守るためだという見方が出ています。
JAの共済事業は、一般の保険事業に似ていますが、保険に比べて色々な面で優遇されています。
・保険会社が生命保険と損害保険の兼営を禁じられている一方、共済には兼営規制がない。
・法人税が優遇されている。
・経営破たん時に契約者を保護するための負担を保険会社は義務付けられているのに共済事業者にはない。
・・などなど。
TPPに参加すれば、、稼ぎ頭の共済事業が競争環境にさらされ、利益が減ってしまう・・これがJAの本音なのだ、と言われているのだそうです。(日本経済新聞2012年12月11日より)
本音は違うところにある、ということはよくあります。
先日、コンサル先のお店で、店長と社長を相手にミーティングしていました。
その店長が、僕のアドバイスに対して、反抗的な姿勢で反論してきます。
その反論の根拠がまったく腑に落ちないので不思議に思っていたのですが、その店長の本音は違うとことにあると知って、納得しました。
社長に対する不満です。
社長に対して持っている日頃の不満が、形を変えて僕の方へ飛んできたのです。彼の本音は「自分や店へのアドバイスの前に、この社長を何とかしてくれ!」ということだったのです。
こういう問題は家庭内でも起こります。
母親が子供に対して怒っているとき。
それは、妻の夫に対する怒りが、形を変えて子供に向っている・・。
結局、人間は、言いやすいことを言いやすい相手に言うんですね。
相手の本音はどこにあるのか?
しっかり見極めなくてはいけません。
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