2011/12/19
業績を著しく向上させる活動とは?
日本のビジネスマンは効率的に働いているか?やや専門的に言うと、「日本人の労働生産性は高いか?低いか?」という質問。1人の就業者が付加価値をどれだけ生んだか?ということです。
答えは、先進7か国で最下位、OECD(経済協力開発機構)加盟33カ国中、22位。(日経MJ2011年12月16日号)
上位には、ルクセンブルグ(1位)、ノルウェー(2位)、アメリカ(3位)という国が並びます。
世界第3位の経済大国だけれども、1人1人の生産性は高くない、というのが正解のようです。
欧米の人たちは仕事はほどほど、余暇を楽しみながら、ゆったりと人生を過ごす一方で、日本人はアクセク働き、仕事に追われ、ろくに遊んでいない、というイメージがありますが、
「欧米の人たちは、やるときにはガッとやって効率的に稼ぎ余暇も楽しむ一方で、日本人はダラダラ時間を過ごし、成果もあまりあがらず、余暇時間もなくて遊べない」
というのが、現状を正しく表しているのかもしれません。
ところで付加価値とは、何でしょうか?
付加価値の定義はいろいろありますが、ここではざっくり「粗利額」と考えましょう。
粗利額とは、売上から原価(製造業なら製造原価、小売・卸業なら仕入値)を際し引いた残りの利益です。
中小企業全産業平均で、一人当たり付加価値額(労働生産性)は約500万円。(中小企業庁、H20年値)
ここから必要経費を差し引いて、給料が払われると考えると、やっぱりちょっと低いですよね。
じゃあ、労働生産性を上げるためには、どうすれば良いか?
1人あたりの付加価値を上げるにはどうすれば良いか?
いろいろと方法はあると思いますが、まずは自分にこの質問をしてみてはいかがでしょう?
常日頃から行なっていれば、あなたの業績を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか?(by スティーヴン・R・コヴィ)
自分の行動を振り返り、成果が上がると思われる活動、時間が半分に短縮できるというアイデア、それは何か?
それをまずは考えてみよう、というコヴィさんの提案です。
愛される会社になるために、生産性の向上は欠かせません。生産性の低い会社は、関係者に利益を分配できないから、愛されません。
僕も、考えてみます。
ぜひ、あなたも。
応援しています!
最近のブログentries
コンサルプランconsulting plan
情報発信information