2010/10/17
ロトで人生変えたロット、ですって?
豊田です。
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「ロトで人生変えたロット」というコピーを聞くと、若干不安な気持ちになる。
確かに2億円もの大金が一夜にして自分のものになったら、そりゃ興奮するでしょう。
でも、ある調査によると、宝くじなどで大金を手にした人は、その瞬間は大きな喜びを得るが、その後すぐにその状態に慣れてしまい、どんどん幸福感が落ちてくるそうです。
そして、お金の使い方を間違えると、人生を「悪い方へ」変えてしまう危険性もある。
「簡単に幸福がつかめるようなイメージを抱かせるCMが、若者へ悪影響を及ぼしている」
と指摘するのは、「達人のサイエンス」の著者ジョージレナード氏です。
氏は、アメリカの若年層の犯罪が多いのは、「成功は簡単に手に入るもの」という錯覚を起こさせるCMなどの情報が氾濫しているからだと主張する。
簡単に手に入ると思っていた成功が、現実世界では簡単にはいかない。それで自分の中で激しい葛藤が起こり、抑えきれずに犯罪に走るのだと。決して貧困や家庭環境だけが犯罪を生むのではないと警告しています。
その一方で、日本において宝くじは、地方自治体の重要な収入源ともなっているから、即刻無くしてしまえという議論が簡単にはできないことも理解できます。
しかし、お金で全てが変えられると笑う香取君の笑顔に、一抹の不安を覚えてしまうのは果たして僕だけでしょうか?
ビートルズは欲しいだけの金を儲け、好きなだけの名声を得て、何も無いことを知った。
(by ジョン・レノン)
お金は死ぬほど欲しい。お金は死ぬほど大切。金が無くなりゃ、ジ・エンド。
でも、お金で全てを変えられるわけでもない、と真剣に思う。
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