2010/08/11
三省堂の渾身?の新サービス
大手書店の三省堂が、店頭で注文を受けてから10分で紙の本を仕上げるオンデマンド出版サービスを始めるそうです。(日経MJ20100811号より)
これは、来店した顧客に対して、目当ての本の在庫が無くても、データから印刷~製本までして、その場で紙の本として販売しますよというものです。待ち時間も10分で済むとか。古い本などのロングテール商品も書店で買えるというサービスです。
このサービスには、グーグルがデジタル化した300万冊の洋書などのデータを使うそうです。
書店が在庫を持たなくて済むこのモデルを三省堂は「電子書籍時代に書店が生き残る切り札」と言っているそうですが、果たしてその通りになるか。
記事を読む限りでは、その本の出来栄えがどの程度になるのか分かりません。でも想像するに、出版された本よりは劣るでしょう。
それならば、アマゾンで検索して本物の本を買った方が良くないですか?
あるいは、アマゾンでは買えないくらい希少な本を買いたい人をターゲットとするのでしょうか?だとすると、とても採算に合う量のニーズは無いと思えます。
電子書籍端末と本物の本の中間に位置するようなこのサービス。
どれくらいニーズがあるのか、あるいはないのか?
今後の動きに注目していきたいです。
●追伸
今日は息子、妻、姪っ子の4人でプールに行ってきました。お昼にブロンコビリーで爆食したのを反省してプールでは目いっぱい泳ぎましたが、体重計はごまかせませんでした。
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