2025/06/10
サラリーマンを辞めたい男と資格の話~コンサル独立日記(1)
豊田です。こんにちは。
僕が経営コンサルティング業として独立して仕事をし始めて、はや20年くらいになります。
独立のきっかけは、「中小企業診断士」という資格の取得を目指したことにさかのぼります。この資格、中小企業向けに経営コンサルティングができるベース(基盤)の知識を身に着けていることを担保する、まあざっくり言って中小企業経営のアドバイスをするための国家資格、ということになっています。
※(参考)中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。(中小企業庁HPより)
怒られるのを承知で言えば、この資格の取得を目指す人というのは、「人生において路頭に迷いかけた人」が多いのではないか、と思います。まさに僕もその通りです。
大学を出て、まあまあ大きい会社に勤めて仕事をしているものの、今一つしっくりこない人。この先、この企業で大出世する予感もしない。どちらかというとしたくもない。かといって、これだけはという特技があったりやりたい事業があり、それで起業するほどの実力も器量も自信もない人。おまけに人脈も金もない。
とはいえ、このままこの会社で定年を迎える自分を想像すると、そんな人生でいいのか?と思う自分がいる。もっと何か、自分自身の力で、独自の道を切り開き、自由に働き、人生を充実させたいと思っている。できれば年収ももっと上げたい。サラリーマンではなく、「何者かになりたい」と強く願っているような人。
ただ、失敗したらどうしよう?意気って独立するも結局食えなくて、子供の養育費が払えなくなったりや住宅ローンの返済が滞って、貧乏になって、離婚を突きつけられたらどうしよう?という現実的な不安も当然、持っている。まさに僕です。
そんなことを日々考えながら、誕生日が来ると、「また何もしないまま1歳、歳を重ねてしまった」と暗い気持ちになったりしていました。(ああ!思い出した!本当に誕生日が嫌だった)
こういう状況の人が手を出してしまうのが、この中小企業診断士という資格なのです。もちろん、僕もその「ど真ん中」の人です。(もちろんそうじゃない人も大勢いると思います)
一部上場企業に勤めていて、そこでは根っからの真面目さ誠実さを発揮し、仕事はしっかりやり、お客様からも好かれ(自分で言っておりますが)、上司とのコミュニケーションも良好で、それなりに将来期待されておりました(自分で言っておりますが)。
が、しかし、毎日、やめたいと思っている自分。あきらかにくすぶっている自分。全然イケてないない自分。でも、結婚していたし、他にやりたいこともないし、辞めれない自分。まさに「人生の路頭に迷いかけていたその人」そのもの。こういう人が手を出してしまうのが、「中小企業診断士」という資格なのです。で、僕も手を出してしまったのです。
その後の顛末はこちらから→ なぜこの仕事をやっているのか?
そして紆余曲折があり、一部上場企業を辞め、人材会社で働きながら、資格取得に挑み続け、何度も落ち、やっとの思いで中小企業診断士を取得した僕は、ようやく何者かになれるチャンスを手にしたのです。続く・・・・。
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