2014/07/04
第481号【自分をターゲットにする?】
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■若い店長さん
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先日、居酒屋の店長さんと経営方針について打合せをしました。
その居酒屋は若い人向けのお店。
最近、売上が伸び悩んでいて、
改善策についての打合せでした。
その店長さんが若い。
23歳。
僕より20歳以上若くて、
正直、何を考えているのか、
意思の疎通が難しい。
ああ、自分も年を取って、
このくらいの年齢の人が日々どんなことを考えているのか、
想像出来なくなってしまったな、とちょっと寂しくなりました。
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■お客様の気持ち理解できる
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ただ客層が若いので、
お客様との関係づくりでは、この店長の若さが優位に働くはず。
(僕も含めて)オジサンとの会話は苦手かもしれないけど、
同年代の若者との会話は問題ないはず。
若いからダメ、ということなんてない。
要はお客様にとって良いか、悪いかだけ。
お客様が若いなら、店長も若い方が色々な面で役立つ。
年が近いから、
お客様の気持ちが分かる。
お客様の興味を持つことが分かる。
これは、マーケティング上、
とても重要なことです。
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■ペルソナ
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ペルソナ分析というマーケティング手法があります。
ターゲットとする顧客像を具体的にし、
その人を喜ばせるために、
商品・サービス、プロモーション方法、チャネル、価格などを
組み立てていく方法です。
ターゲットの気持ちをできるだけ忠実にイメージ出来れば、
マーケティング戦略の成果は上がる。
有名な話ですが、
フランフランのペルソナは、
「都会で一人暮らしをする25歳のOL、A子さん」。
このA子さんを喜ばせるために、
マーケティング・マーチャンダイジングを組み立て、
それによって店の統一感と魅力を醸し出すことに成功し、
フランフランは全国区になりました。
じつは、そのマーケティングやマーチャンダイジングを担当していた人たちが、
まさにA子さんそのものだったとか。
だからA子さんの気持ちや欲しいものがすごくよく分かる。
顧客像と自分が近ければ、
顧客を喜ばせるための施策の精度は上がります。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょうか?
皆さんは、自分の顧客の気持ちや求めているものが分かりますか?
想像できますか?
顧客像と自分が近ければ、精度は増します。
自分が欲しいものを作って提供すれば、顧客が喜びますから。
自分とターゲットが遠ければ、
ターゲットに近い人に戦略チームに入ってもらうことも検討して欲しい。
いかに顧客の心の中を正確に読み取れるか。
それによって業績は大きく変わります。
応援しています。
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