名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2020/07/21

あと1000円を投資できる人になりたい

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。

 

 

 

今回のテーマは【あと1000円の投資】です。

 

 

 

 

 

◆キャッシュレス化

 

 

 

キャッシュレス化が進んでいます。

 

 

 

クレジットカードはもちろん、スマホやカードを介して電子マネーで支払いをすることも珍しくなくなりました。

 

 

 

でも海外諸国に比べて、日本は電子マネーの使用率が低いそうです。ある調査によると、日本のキャッシュレス決済比率は20%で、韓国(96%)や中国(65%)はもちろん、インド(35%)にも大きく離されているそうです。(経産省)

 

 

 

日本はまだまだ、現金志向が根強い国、という現状です。

 

 

◆お金が減る痛みを紛らす

 

 

ただ、キャッシュレスになると、お金の無駄遣いにつながりやすくはなりますね。現金の時よりも、比較的心理的負担を感じず、安易にモノを買っている気がします。

 

 

 

お金を払うという行為は、「お金が減る」という痛みを伴います。キャッシュレス化はこの痛みをやわらげるため、僕たちの消費活動をスムーズにし、それが企業業績にプラスの影響を与えます。

 

 

「お金」を払う痛みを和らげるといえば、飲食店などで、メニュー表の価格に「円」や「¥」をつけず、数字のみで表示されていることがあります。こうすることで「お金」を意識させず、支払う痛みを感じにくくさせているのだそうです。(参考「脳科学マーケティング100の心理技術」R・ドゥーリー著)

 

 

 

だからなのか、スタバのメニュー表は、「スターバックラテ 380」のように、「円」なしの数字のみの表記になっています。

 

 

 

気を付けて世の中を見ていると、「円なし表記」の例をちょくちょく見つけることができます。

 

 

◆セールはしない

 

 

以前、鎌倉シャツの貞末社長が日経MJでインタビューに応えていました。

 

 

 

おもに紳士シャツ分野で事業展開する同社は、このアパレル不況の中でも業績好調です。(注 2018年当時。コロナ禍で状況は変わっている可能性あり)

 

 

 

このたび生地も国内で生産する体制を整え、生粋のメイドインジャパンブランドとして存在感を増していくそうです。

 

 

 

その貞末社長の言葉で印象的だったのが、記者から「あと1000円安かったら鎌倉シャツを買いたい、という消費者がいるかもしれないのに、なぜセールをしないのか?」と聞かれたときに返した言葉。

 

 

「絶対にセールはしない。あと1000円の投資を出来ない人は出世できない。自分を成長させるために背伸びしてでも買ってほしい。そういう人がうちのシャツを着て、仕事で成功し出世するのだ」と。

 

 

 

安いから(買いやすいから)買うのではなく、自分の成長のために、しっかり意志をもって買ってほしい、というメッセージです。かっこいいですね。

 

 

 

◆自分レベルの視点で

 

 

 

自分レベルではどうでしょうか?

 

 

 

僕たちは、ものやサービスを売るときに、買う人に「こうなってほしい」という思いをもっているでしょうか。

 

 

 

キャッシュレス化や円なし表記など、支払い時の心理的負担を減らし、買いやすくしておくことは大事なこと。

 

 

 

一方で、意志を持って買ってくれるお客様を獲得し、育てていくこともまた、すごく大事。

 

 

 

その人(会社)の成長を願い、そのためにうちの商品(サービス)を使って欲しい。

 

 

 

もちろん自分のためにも。

 

 

 

そんな強い意志をもって、自分の商品を売りたいですね。

 

 

 

ぜひあなたも。

 

 

 

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