2018/08/14
変化することがデフォルト
愛知県名古屋市で中小企業の売上アップ、やる気アップを支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田礼人です。
今回のテーマは「変化することがデフォルト」です。
■経営者の変化したい思い
経営者が会社にコンサルタントを入れるとき、その根底に「会社を変えたい」という思いがあります。
商品を変えたい、業績を変えたい、組織を変えたい、社員の意識を変えたい。
現状のままで良いはずはない。とにかく未来に向かって変化していきたい。
そういう思いが、経営者にはあると思います。それで、その変化を会社に招き入れるために、僕のような外部の人間を使うわけです。
だから、僕も、「変化」を促すことにエネルギーを使うのです。
■社員は変わりたくない
しかし、その会社にいる社員は違います。
変化に前向きな人はほんの一部。(と感じる)
基本的に「変わりたくない」というのが、デフォルト(標準設定)のような気がします。
世の中が変わっているのだから、「変わらないといけない」というのは頭では分かっている。しかし、いざ自分が行動を起こさないといけない状況になると、逃げたくなる。
少しでも意欲がある人は多少行動してみる。しかし、新しいことは大抵すぐにはうまくいかない。だから「やっぱりダメじゃん」とすぐあきらめる。
経営者が変わりたいと思っても、社員は変わりたくない。現状維持でいいじゃないですかと思っている。
多くの会社は、このジレンマに陥り、苦しんでいます。
■ルールとして制度化する
変わる、ということはとてつもないエネルギーが要ります。
端的に言えば、面倒くさいし、疲れる。そして、恐い。現状の仕事だけで目一杯なのに、何でさらにわざわざ面倒くさいことをやらなくちゃいけないの?と考える。
やってもやらなくても給料が同じなら、やらない。
だから会社の中に、「変化のために新しいことに挑戦する」ということは素晴らしく、それを実行している人が金銭的にも非金銭的にも評価されるルールを作らないといけません。
明文化されたルールとしてそれがあるかどうか。つまり、挑戦することに対してインセンティブが働くかどうか。
「人はインセンティブと性格の奴隷だ」と言ったのは、元・産業再生機構COOの冨山和彦氏。
ほとんどの人間は土壇場では、各人自身の動機づけの構造(=インセンティブ)と性格に正直にしか行動できない、ということです。
性格は変えられませんが、インセンティブは、ルールとして制度化できます。そしてそれをもとに社内風土や雰囲気も作られます。
会社が変わるためには、まず、こういう仕組みが必要だ、と感じます。
■自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは、変わることに抵抗がある。でも、それをやらないといけない。(もちろん変えるべきことと、変えちゃいけないことを分けた上で)
変わることは大事だ、と頭では分かっていても、いざ行動しようとすると、すごく恐くなる。
だから、「変化すること」が当たり前なのだ、と自分に刷り込む。逆に、変化しないことは危険なことなのだ、と刷り込む。
さて今年、あなたはどんな変化をしてきたでしょうか。
そして、今後、どんな変化をする予定でしょうか。
変えなくちゃいけないものは何か。変えちゃいけないものは何か。
変わることに前向きな自分を評価し、逃げている自分を叱ろう。
一気に変えるのが難しければ、少しずつ、変化を積み重ねよう。
それがいつか大きな変化になる。
応援しています。
(無料メルマガ『愛される会社の法則』第596号(2016年9月16日発行)より)
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