2016/12/09
第608号【目標達成のコツは公言すること】
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■経営計画発表会の意味
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先日、お客様の会社の経営計画発表会に出席しました。
会場には、社員さんのほか、
金融機関、協力会社、お客様など外部の関係者も集まり、
総勢70名ほどの会となりました。
その聴衆の前で、
社長が今期の結果を振り返り、
そして来期どうするのか、
さらには5年後10年後はどれくらいの数値を目指すのか、
を提示します。
社員さんたちは、
その経営者の目標を共有し、
自分自身は何を目標とし、
どうやってその目標を達成するのかを発表します。
今期を総括し、
来期を見通す、
とても良い機会になっていました。
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■目標を公言する
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社長も社員も、
自分の目標を発表します。
つまり目標を公言するわけです。
この「公言すること」によって、
目標の達成率は高まると言われています。
社会心理学の研究によると、
人々はある考え方を公言するようになると、
それまでにそうした考えを持っていなくても、
その考え方に従って行動する傾向が際立って強くなる、そうです。
(『ビジョナリーカンパニー』より)
社内に「目標を公言する」という文化を作ることで、
目標達成率を高めることができるのです。
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■頑張る人を応援したくなる
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経営発表会をすることのメリットは、
外部関係者を呼ぶことによって、
その人たちを「協力者」にすることもあります。
みなの前で自分の目標達成への意気込みや、
仲間たちの支援に対する感謝の気持ちを公言すると、
言いながら感極まってくるようです。
つらい思いを乗り越え、
頑張ってきた人ほど、
涙腺が弱くなるようです。
そういう姿を見た聴衆は、
彼らに共感し、
応援したいという気持ちになります。
頑張っている人を応援したくなるのは、
人間として、
とても当たり前なことですからね。
僕もみなさんの発表を聞きながら、
応援したい気持ちがよりいっそう強くなるのを感じました。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
あなたは、
自分の目標を公言していますか?
ちょっと恥ずかしいですよね。
公言しても、
出来ないかもしれないですし。
しかし、
聞いたほうは大抵忘れています。
だから、
気にする必要はない。
「エビングハウスの忘却曲線」という記憶に関する研究によると、
人間は覚えたことを20分後に42%、
1時間後に56%、
1日後に74%、
1週間後77%を忘れてしまうそうです。
特に、他人の目標なんて、真っ先に忘れてしまう。
だから「達成できなかったら恥ずかしい」とか思わなくていい。
自分の目標を公言すると、
実行に移しやすく、
達成確率が高くなる。
他人の目は気にしない。
どうせ忘れられるのだから。
これが目標達成のコツなのかも。
応援しています。
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■編集後記
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今日は次男の幼稚園の発表会。
家では超元気、外では慎重派な次男君がどんなパフォーマンスをするのか。
超楽しみです。
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