2021/07/09
とりあえず私、どうすればいいですか?と悩む起業家に話を聞いた
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは、【とりあえず私、どうすればいいですか?】です。
◆焦っている起業家
2週間後に起業するという美容系の起業者、Aさんの相談。手続きや店舗の準備など、やらねばならぬことが目白押し。予期せぬトラブルも頻発し、ドタバタの状態です。気がかりなことは「集客」。そこのところは全く手つかずで、かなり焦っている様子です。
「とりあえず、私、どうすればいいですか?」という感じで僕の事務所に相談に来たのです。
◆品質(実力)と信用
どんな事業でも必要なものが2つあります。それは品質(実力)と信用です。
物販にしろサービスにしろ、その商品(サービス)が価格に見合う品質を満たしていなければ、顧客は不満を感じ、2度と来ないでしょう。場合によってはクレームになる。逆に満足してもらえれば、リピーターになって、長期に渡って業績を支えてくれます。
しかし新規開業者は、信用が無いから集客できず、品質(実力)を発揮することができません。
来てもらわないことには満足させられないし、品質向上もかなわない。でも信用がないから集客できない・・・。このジレンマで、新規開業者は大いに悩むわけです。
◆身内マーケティング
足りない信用を補完して集客できるのが「身内マーケティング」です。これは、友人・知人・家族・親せきなど、自分のことを知っている人(=身内)に事業内容を告知し、お店に来てもらったり、発注してもらったりすることです。
身内はあなたのことをある程度信用していますので、「信用のなさ」というハンディをクリアできます。だからAさんにも身内マーケティングを薦めたのです。
具体的には、まず身内にモニターになってもらい、施術を提供する「身内モニター作戦」を実施します。そしてアンケートをして感想をもらい、事業をブラッシュアップしたり、サービス内容や料金を見直すのに役立てます。さらに「お客様の声」として活用する。身内ならば、顔写真&実名での登場もOKしてもらいやすい。
さらには、身内さん自身が顧客になってもらえるかもしれないし、紹介やクチコミに発展する可能性もあります。こうやって身内に助けてもらいながら、事業の基盤を固めていくわけです。
※身内マーケティングは高橋憲行氏が提唱しています。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
皆さんは身内マーケティングを活用していますか?
僕も起業当初は、友人・知人や親せき関係の会社からお仕事を頂き、本当に助けられました。引き続き今でも契約してもらっている顧客もあります。
世間において信用がないスタートアップ時はもちろん、事業歴が長い会社においても、身内マーケティングは活用できます。そのためには、近くの人たちにも、自分の事業をしっかりと分かりやすく説明することが重要です。
身内だから何となくは知っていても、具体的に何をいくらで売っていて、どんな効果や嬉しいことがあるのかについて意外と知らない、ということはよくあります。ブログやSNS、メルマガも、実は身内が読んでいてくれて、仕事につながるということも珍しくありません。発信することで、身内を顧客へと育てていく感じです。
灯台下暗し。遠くにいる見えない誰か、ではなく、近くにいるあの人、を大切に。
僕もあらためて意識します。ぜひあなたも。
応援しています。
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