2020/05/31
繰り返しが違いを生む
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今日のテーマは【繰り返しが違いを生む】です。
■成果に必要な量
一生懸命に仕事をすることは大切ですが、一生懸命やったところで、望んだ成果が得られるかどうかは別の話。
厳しいですが、これが現実。
成果が出るかどうかは、必要なことを、必要な量だけやったかどうかで決まります。そのうえで、天命を待つ。
「必要な量」がどれくらいか、というのは、その仕事の内容や置かれている環境によって異なります。
しかし共通するのは、やったことがすぐに成果が出る、といことはめったに起こらないということ。
量をやらず、一瞬で達成できてしまうような目標というのは、そもそも僕たちが目指すものではないのかもしれません。
■質は高いはずだが・・・
テレビ番組「グータッチ」が好きで、毎週録画して見ています。
これは、スポーツに取り組むものの試合で勝てない小学生のもとに、その道のプロ選手が指導に訪れ、短期間での目標達成をサポートする、という番組です。
超一流選手の指導は面白く、なるほどと思うこともたくさんあります。何より、有名選手に教えてもらえる子供たちは、目を輝かせて練習に取り組むようになります。
どうやって人を動機づけしていくのかについて、とても勉強になります。
しかし、番組の中で子供たちは成長して惜しいところまではいくのですが、試合で負けてしまい、なかなか目標達成にまで届くことはありません。頑張っているから勝たせてあげたいのですが、厳しい現実を突きつけられることが多いのです。
■小さな違いを生み出す
一流選手の練習方法や考え方の質は高いはず。しかし、その質をもってしても、短期間では「練習量」が足りず、結果を変えるところまでは届きません。
一流の質の高いやり方を導入して、モチベーションを高めて一生懸命に取り組んでも、成果を出すためには時間がかかる。
スポーツにしろビジネスにしろ、成果を得るレベルに到達するためには、正しいやり方を繰り返して量をこなし、さらにそれを熟成させて自分の体にしっかりとしみ込ませる必要があるんだな、と感じます。
熟成させてこそ、勝敗を分ける「小さな違い」を生み出す力が備わるのだと思います。
■自分レベルの視点で
僕たちは、量をこなしているでしょうか。
やると決めたことに食らいつき、何度も繰り返して実行しているでしょうか。
先日会った美容室の経営者は、何かをやり始めてもすぐにやめてしまう自分を嘆いていました。
例えば、近隣にチラシをポスティングをし始めても、「こんなことをやって意味があるのだろうか」という思いが湧いてきて、すぐにやめてしまいます。
それで、「ポスティングをやってみたが成果が出ない」と結論付けてしまいます。そして「他に何か良い方法はないか」と思い悩み、「どうすればいいのかわからない」と迷路にはまり込んでしまう。
何か一つのことを極めるまで考え続け、トライ&エラーを繰り返して熟成させる。
そうするとレベルが上がってきて、他との違いが出てくる.
ポスティングなどのプロモーションについていえば、何度も繰り返すことで、認知度があがり、少しずつ信頼度も上がってきます。
そこまでいって、ようやく成果が出始めます。
「こんなことをやって意味があるんだろうか」と考えるのは、少なくとも半年間トライ&エラーを繰り返してからでいい。
「やり方次第で結果は変わる」というのは正しくありません。
「あきらめずに続ければ、やり方次第で結果は変わる」というのが正しい、と僕は思います。
やり方を疑うのは大事。
同時に「量をやったか?」と自分に問うことも大事。
コツコツ行きましょう。
応援しています。
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