2020/04/02
なぜ学校に行くのか?
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今日のテーマは【なぜ学校に行くのか?】です。
◆できないことをできるようになるために
※新型コロナウィルスで学校が休校になっており、4月から本当に再開されるのか、微妙な状態が続いております。
さて、うちの次男が小学2年生だったころの話。
毎日、元気に学校に通っていますが、時々グズります。聞くと、〇〇がうまくできないから、学校に行きたくない、と言う。
例えば、水泳がうまくできないから、プールがある日は行きたくない、とか。あるいは、給食の〇〇が食べられないから、今日は行きたくない、とか。
それでうちの奥さんが息子に言う。「できないことができるようになるために、学校に行くんだよ。だから、できなくてもいいんだよ。初めからみんなできたら、学校なんかいらないよ」と。
確かにそうだ。息子は分かったような分からないような顔をして出ていきましたが、僕は大きくうなずきました。
◆生きる意味
京セラの稲森名誉会長の言葉で、「人間は、昨日よりマシな人間になるために生きるのだ」という主旨のものがありました。僕たちは何のために生きるのだ?という問いに答えたものです。
最初から何もかもできるのなら、生きる必要もない。できないことをできるようになるために、いろいろなことが起こるこの世の中で生き抜いて、自分を磨いていくのだよ、と。
我が妻の言葉と、恐れ多くも稲森さんの言葉を同列に並べるのもどうかと思いますが、僕の中ではガチっと結びついて、大きくうなずいたのです。
◆できることの隣(となり)
仕事面で、「他人より上手くできること」を発揮することは、顧客を満足させるために重要です。また、業績を伸ばしていくために必要です。
うまくできないことを仕事にしていると、顧客を満足させることはなかなかできないし、自分自身にもストレスがかかります。だからできることを中心に、我々は仕事をし、生きています。
しかし、事業を継続させ、さらに発展させていくに際して、うまくできないことや、やったことがない新しいことに対しても、取り組んでいくことで、大きくブレイクスルーする可能性があります。同時に自分の成長にもつながります。
例えば、今自分ができることに隣接する分野での「できないこと」にフォーカスし、少しずつでもできるようにしていくことで、仕事の幅がグンと広がります。
例えば、マーケティングコンサルタントがキャリアコンサルティングのスキルを身につけるとか(←ワタシ)
今できることと、新しくできるようになったこととの間で相乗効果(シナジー)が生まれれば、ものすごく強くなりますよね。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは、「できること」や「慣れていること」だけをやっていないでしょうか。
専門性を磨き、得意なことをベースに事業を組み立てることは重要ですが、それだけをやっていると、ジリ貧になります。
できないこと(できないと思い込んでいること)が、できるようになるために、毎日を生きる。それこそが生きる意味、かもしれません。(ちょっと大げさかもしれませんけど)
できないことができるようになったら、単純に嬉しいですもんね。
できないことに取り組むのは、嫌だし、かっこ悪いし、不安だし、疲れるけれども、できないからこそ、やってみようと思いたい。ここが重要ですね。ここに、彼我の差が生まれるポイントがあるに違いありません。
誰でも最初は初心者。やりたいと思うなら、やってみよう。
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