名古屋の経営コンサルタント　レイマック

2012/05/25

第371号【ＳＷＯＴ分析は使えるか？】

◎今週のメルマガ　【ＳＷＯＴ分析は使えるか？】

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■ＳＷＯＴ分析をやってみた
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先日、クライアント企業の社員さん10名くらいで、ＳＷＯＴ分析
をやってみました。

ＳＷＯＴ分析とは、Ｓtrength強み、Ｗeekness弱み、Opportunity
機会、Threat脅威という４つの視点から、会社が置かれている環境
を明らかにするツールです。

このSWOT分析、かなり古典的なツールで、その実効性を疑問視
する意見もあります。例えば、「会社の歴史が古い」というのは、
強みとも言えるし、弱みとなる場合もあります。裏腹なんですね。

確かにＳＷＯＴをやったところで、会社の現状をもれなく正確に把
握することは不可能です。しかし、普段コミュニケーション不足な
社員同士が集ってブレストしながら自分たちの会社について考える際
には、今もって有効なツールであると僕は考えています。

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■ＦＰＤＣＡが正しい
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この会社、近々決算期を迎え、来期にむけての計画を立てる時期で
した。

例年、なんとなく前期の計画を修正しながら今期の計画を立ててい
たのですが、現時点の会社や外部環境の状況を把握せずに有効性の
ある計画は立てられません。

PDCAのPの前にはFがあります。FPDCAです。FはFact、「事実」
です。事実を確認してから、計画を立てようということです。
現状を知らずして立てた計画ほど、「計画倒れ」になる可能性が
高いのです。

そういう考えの下、現在の事実を知るために、SWOT分析をやってみ
た、というわけです。

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■じゃあ、何をやるか
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さて、やってみて、どうなったか。

ちょっと驚いたのですが、事前に想像していた以上にいろいろな意
見がたくさん出てきました。自分ひとりでは到底思いつかないよう
な、鋭い指摘も飛び出しました。

あっという間にホワイトボードがいっぱいになり、書ききれなくな
るほどに。

しかし、実は大切なのはこれからです。事実や置かれている環境を明
らかにしたうえで、「じゃあ、何をやるか」を決めないと。

各自、明日どんな1歩を踏み出すかを宣言してもらって、会はお開
きとなりました。

会社の中に、どんな変化が生まれるか。あるいは何も生まれないのか。

一人ひとりの社員さん次第です。

すごく楽しみにしています。

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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょうか？

僕も自分の事業のSWOT分析をしています。

自分の強みは何か、弱みは何か。

世の中はどんな方向に動いており、どんなチャンスがありそうなの
か。あるいは、どんなライバルや社会の変化が脅威となるのか。

自分で会社を経営している人はもちろん、会社に勤務されている人
でも、これらを整理しておくことは重要です。

特に重要なのは強みの強化と機会の発見。そのために、継続的な勉
強やトレーニング、そして好奇心を持って世の中に起きていること
を観察することが大切です。

現在の事実を知らずして、戦略も計画も立てられない。

そして、どんな1歩を踏み出すか。

己を知り、そのうえで出来ることから行動に移す。

そこから、全てが始まるのだと思います。

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■編集後記
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最近怒涛のように本を買っています。ジャンルはビジネスモデルか
マーケティング。この方面にはもともと強い興味がありますし、自
分の強みをどんどん強化して、さらに良いサービスを提供できるよ
うに、と思っています。何といいますか、知識に飢えている感じで
す。頑張ります！

【お知らせ】
6月26日（火）の19時より名古屋駅前のウインクあいちで、
「経営計画の立て方」をテーマに行ないます。よろしければご参加
ください。

テーマ：『経営計画の立て方』
日時：2012年6月26日（火）　19時～20時45分
場所：ウインクあいち　904会議室
費用：3000円（税込み）　会員様は無料または割引
懇親会あり
お申し込みは→　http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P28515823

（第３７１号終わり）

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